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帝国ゴッズゲート宙域:惑星ゴッズゲート、首都ベースシティ... 9.30.412020....
ケイディア217装甲騎兵隊「黒猫」駐屯地指令室
「西の果て。帝国は今日も働く。か」
ピースウェル指令は小さくそうつぶやいた。空は今日も帝国を支える工場から果てしなく煙を吐き続ける雲で隠されており、暗く太陽の光を通さない。小さな執務室には大きな首都を見渡せる窓があり、今日も不眠で働き続ける街を見渡せるように出来上がっていた。朝というには暗すぎるこの時間、ピースウェル指令は不穏な胸騒ぎの為起き上がっており、窓の外を見つめる。
「指令!緊急の報告です!」
激しくドアを開け、ケイディアのフラックジャケットに身を包むガーズメンの一人が指令室に走り込む。その手にはデータスレート、額には長距離の疾走からか汗が浮かぶ。
「報告せよ」
ピースウェル指令は振り返らず、落ち着いた声でガーズメンに声をかける。「悪い予感とは当たるものだ。」どこかで聞いたことがある名言だとは思うが、当たってほしくない名言でもあると指令は自身の頭で繰り返す。
「ゴッズゲート宙域付近にてワープの歪みが拡大中!パターンはΘ!アストラ・テレパシカの分析によると混沌の軍勢による侵攻の可能性が濃厚との事です!」
声を張り上げ、不安を隠せずガーズメンの報告が指令室に響き渡る。これを聞きながらピースウェルはゆっくりとガーズメンの方へ向き、口をゆっくりと開く。
「各自戦闘態勢へ移行。歩兵軍、航空戦力共に戦闘態勢へ移行。惑星防衛施設は直ちに第一戦闘配置へ移行。各種担当者は戦闘指令室へ直ちに集合。で、想定される敵は?ヤツの事なのですでに目星はついているのだろう?」
指令は忌々しいサイカーの顔を思い出す。「ヤツとも長い付き合いとなったものだ」プリマリスサイカーであり、古い友人でもあるケーンの顔を思いだす。初対面は、あの忌々しい日。ケイディアでの最終決戦だった。まだ新兵だったピースウェルは敵の銃弾をかいくぐり敵兵との白兵戦の最中にケイオススペースマリーンに殺されかかった所をケーンに助けられた。サイカーという忌々しい存在だったが、命を救われ、共に戦場で再開をし長年戦い続ける事によって信頼とも言えぬ友情が芽生えたのは指令にとっても以外な事だった。
「はっ!予測はできているが、確率は70%だそうです!」
70%の予想とはケーンにしては低い確率となる。彼のインペリアル・タロットによる占いにより助けられたことは一度や二度ではないが、この確率は彼にしてはあまりにも低い。
「どの敵だ。。。」
少しの苛立ちを感じながら若干の怒気を感じられる言葉でガーズメンに問う。
「サ。。サウザンドサン兵団という予想です!」
この報告により指令の顔色が変わった。
「直ちに救援要請!近隣の宙域にいる帝国の戦闘可能な戦略に増援要請を出せ!直ちにテレパシカ・サイカーどもにサイキックによる要請!追加で機械局に連絡、高速でワープ可能な戦艦を一隻、近隣のビッグスロープ宙域の首都へ派遣。可能なら生産設計図のデータスレートも積み込め!」
先ほどとはうって変わった口調にガーズメンが驚愕する。
「サ。サー!しかし、救援要請でしょうか?今までゴッズゲートは数多くの戦いにて勝利してきた帝国防衛の西の要。今回に限りなぜ。。。」
ピースウェルの双方の黒い目がガーズメンを射抜く。
「良く聞け。兵団とはこの辺の小競り合いとは戦が違う。今まで起こったものは単なる小競り合いだ。今回の敵は今までの物とは違う。相手は混沌の神々の信仰者。中でも策略や陰謀も使いこなす1万年の精鋭だ。偉大なるテラで1万年前に大いなる戦争にも参加していた兵などがいる事が予想される。それでも貴様は我々だけでゴッズゲートを防衛できると信じるのか!?貴様が言っていた通り、ここは西の要だぞ!」
ガーズメンの顔に驚愕が再度浮かぶ
「サー!皇帝陛下の威光の元にはいかなる敵も。。。」
「今は理想論を語っている場合ではないのだ!いいから動け!最悪、敵はサウザンドサン兵団だけではない!最近東の宙域からオルクの族長やティラニッドの艦隊の影もある。最悪、戦の渦は我々の想定しているものよりはるかに大きくなる可能性があるのだ!いいから動け!」
声を荒げながらピースウェルは怒鳴り、その声を聴きながらガーズメンが執務室を後にする。窓の方へ向き、もう一度、街を見下ろしピースウェルは思う。「西の果て。帝国は今日も働く。か。」
「皇帝陛下。お守りください。」
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帝国ゴッズゲート宙域:惑星ゴッズゲート、首都ベースシティ郊外... 10.1.412020....
ケイディア217装甲騎兵隊「黒猫」駐屯基地
ピースウェルは基地を見渡す。見渡す限りの戦車、砲門が並べられ、それの100倍もの兵が視界を埋める。現状ピースウェル指令の集めれるケイディア217装甲騎兵隊「黒猫」の総戦力である。
「諸君!すでに報告は聞いていると思う。」
ゆっくりと重みのある響き渡る声でピースウェルは語る
「すでにサウザンドサン兵団により惑星の防衛ラインが崩壊しかかっている!これにより近日中に敵は惑星への降下、戦いの部隊はこの地上になると想定される!」
一切のざわつきもなく、兵たちはシッカリとピースウェルの方を向き、表情を変える事なく聞き入る。
「諸君らが聞いている噂が様々にあるだろう。アルファレギオン兵団の後方からの出現、オルクの族長による南の宙域からのグァーグの発生、ティラニッドの艦隊による侵攻、地下深くからのネクロンの目覚め。間違いの無いようにハッキリと宣言しよう。これらは全て事実である!」
悪夢なような状況である事はピースウェル自身が一番よく知っていた。この24時間以内で全て想定されている最悪な事態は全て起こった。これ以上何があるというのか。
「だが、聞いてほしい!我々にたった今、テレパシカによる報告が入った!栄えある帝国の皇帝陛下の導きの元、スペースマリーンの3戦団が増援に間もなく到着するという報告である!戦団はスペースウルフ戦団、レイヴンガード戦団、そして。。。」
一瞬のためらいの後にピースウェルはその名を呼ぶ。
「フレッシュテアラー戦団だ。。。」
低い声でその名を言い終わった後、今まで完璧な静寂を保っていた兵の中からざわめきが漏れる。
「静かに!」
ピースウェルは兵を見下ろしながら続ける。
「諸君らに伝える事がある!我々はこの戦に負けることが許されてはいない!誰一人とて、敵に刃や銃弾を突き付けるまで死ぬことは許されていない!諸君ら、思い出せ!あの日を!」
ピースウェルの演説の元に一定の年齢を超えた兵の顔色が変わる。一部は恐怖を、一部は憎悪を、そして一部は深い悲しみを。
「ケイディアは未だ立つ!思い出せ!あの日の誓いを!我々はケイディア人である!帝国を守る最前線なのだ!敵は強大で数多くいる!だが、それは今までと変わりないだろう!今まで我々は何と戦った!?巨大なミュータント、鉄のバケモノ、1万年前からのケイオススペースマリーンの精鋭ども!そのどれもに我々は勝利してきた!我々のラズガンの前に、戦車の前に、すべては平伏してきた!我々はケイディア人である!あの日の誓いを!復讐を思い出せ!」
兵の顔が変わる。一声聞くたびに思い出すのだろう、あの日を。大いなる敵による母星が滅んでいくのを見るしかなかった、あの脱出船からの光景を。
「間違いの無いように言っておこう!我々のほとんどは恐らく生きては帰れないであろう!」
ピースウェルは周りの兵の目を見てゆっくりと語る。
「だが、思い出せ!我々は帝国の防衛軍である!我々の命が帝国をつなぐのだ!ここゴッズゲートは帝国の西の要!我々がここで倒れると後ろに控える宙域が全て危機に晒される!ケイディアの様な事はもう一度起こさせてはいかんのだ!英雄とは戦から生まれる。戦なくして英雄は生まれぬ!我々はこの戦を通して栄えある帝国の英雄となる!聖なるテラのミリタルウム本部に我々の栄光が未来永劫飾られるほどの活躍をしてやろうではないか!ケイディアは未だ立つ!皇帝陛下の為に!」
ピースウェルの声が終わるとともに基地が動き出す。全ては帝国存続のため、すべては人類の栄光の為に。
ゴッズゲート戦線はこれにより始まった。。。
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似合いもせずにショートストーリーの様な何かを書いてしまいましたー!実は10月1日から身内でプレイヤーイベントの40K3陣営対抗 ウォーロードイベントを行います!その名もゴッズゲート戦線!メンバーは8名で
帝国側:レイブンガード、スペースウルフ(シルバー塗装)、フレッシュテアラー
混沌側:サウザンドサン、アルファレギオン
ゼノ側:ティラニッド、オルク、ネクロン
という布陣になっております。ペイントイベントなのでゲームとかは今のところ考えておりませんが、相変わらずの罰ゲームありのペイントウォーロード。前の混沌祭であった焼肉の刑みたいなものもあります。(サイゼ食べ放題。金額上限あり)
前の混沌祭はハプニングと煽り合いの応酬の連続だったので楽しかったのですが、今回もうまい事いきますかねー。今回は8名でのイベントなので一気に倍になりました。
ちなみに私はネクロンでの参加です。
皆様良い未来戦争ライフを!
フレッシュテアラーは味方に来たら士気が下がりますよね(苦笑
返信削除こっちに近寄らず自分らで勝手に敵陣に突撃してくれるぶんには助かる連中ですが
うちはようやくケイオスマリーン:バイルの創造物群2000ptsの第一陣編成が月半ばに完成しそうです
そして次はデスガードの続きを・・・
Yさん
返信削除お返事遅くなりましたー!
フレッシュテアラーはKちゃんのアーミーの内輪ネタですよ♪
断るわけにもいかないし、状況は絶望的だしという感じがミリタリウムっぽくて好きです。
アーミー増強は終わらないですよねぇ。私もミリタリウムが終わらない。
ネクロンも進めてますが、終わりが見えないですねぇー。