皆さんあけましておめでとうございます!昨年はお世話になり、大変多くの方からブログを読んでいただき、ゲームをさせてもらい、そして良い仲間に恵まれた一年となりました。コロナウィルスでゲームが厳しい中、本当に色々な方がゲーム会などの工夫をして、まだゲームをできてる事に驚いております。これから色々あると思いますが、また今年も何卒よろしくお願いいたします!
そして新年早々何を書くかというと、
今日もゴッズゲートのショートストーリーを書いてみたいと思います!
前はゴッズゲート戦線が始まる時のストーリーでしたが、開戦の数戦の様子を見ていただきたいと思います。相変わらず防衛軍の司令官のピースウェル氏の目線で書かせていただきますが、ご容赦ください。
今回の2ショートストーリーはウォーロードと同時にやってるクルセイドゲームをベースにしております。出てくるなんとなくの流れをなるべく勇ましく書いたつもりですが、お楽しみいただけると幸いでございます。
書き手が下手なので、色々気になる所はあると思いますが、是非お暇があるなら読んでいってくださいませ!
それではゴッズゲート防衛軍、ピースウェル指令の率いるケイディア第217「黒猫」連隊の活躍、是非ご覧ください!
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「予期せぬ敵と遭遇した場合は銃口を敵に向けて引き金を引け。敵が誰かを調べるのは敵の屍の上でも出来る。」
サージャント・フォックス第217ケイディア連隊4番「デルタ」隊
―ゴッズゲート首都サードパレス周辺― 11.19.412020…時刻1014
二か月。二か月かからず敵はワープから出現し、防衛ラインを抜け、地表に来た。まだ防衛ラインが戦線を築いているが、もう崩壊は時間の問題であると思われる。我が217ケイディア「黒猫」連隊も地表に防衛ラインを気づき、敵を待つ。頭上には忙しくヴァルキリーやマローダーが飛び、空中戦がすでに始まっている。
「コンタクト!」ヴォックスより通信が入る。
「こちらチャーリー部隊!敵部隊を発見!増援を要請する!」この声により、指令室には緊張が走る。ピースウェルはゆっくりとヴォックスキャスターに向かって歩き、ひと呼吸ほど目を閉じ、ヴォックスに向かって下がる。
「増援部隊としてアルファ部隊及びベータ部隊を配置。援護としてレマンラス1号機「ゴッズゲートの雷鳴」を向かわせろ。チャーリー部隊は敵部隊から距離を取りつつ増援部隊の到着を待て。」ハッキリとして口調でゆっくりとしゃべるピースウェルの表情は口に出る言葉ほどリラックスしてはいなかった。ヴォックスを切り、後ろへ向くと指令室のメンバーが全てピースウェルに向けて指示を待つ。
「本作戦の司令官はいかがいたしましょう?」コミッサー・ローライトが落ち着きを隠せぬように言う。ローライトは俗にいう戦闘狂であり、すぐにでも敵に突撃していこうとする危険人物でもある。時には役に立つ時もある、狂気ににた勇気ではあるが、銃弾の飛びかう中ではこれ以上に頼りになる人間もいないだろうとピースウェルは思った。
「私が行く。」キャップを整えながらピースウェルは指令室に向かって静かに言った。
「だが危険です!」部隊長の一人が間髪開けず意義を述べる。
「今回は。敵が敵だ。」ピースウェルは落ち着いた声で言う。「本当にケインのいう様にサウザンド・サン兵団の場合は、初戦での敗北は許されぬ。それに。」ピースウェルはデータスレートを指さし言う。「諸君らは大きな対戦に備える必要がある。スペースマリーン3戦団の受け入れ予定地の選定、防衛戦の設置。敵はサウザンド・サン兵団だけではない。」
ピースウェルはホルスターに愛用のラズピストルを入れ、壁に立てかけてあるチェインソードを手に取る。
「私もまだ、死ねぬよ。まだ早い。」この言葉が如何に本当なのかは、この後「不死身」と呼ばれるゴッズゲートの未来の英雄が物語っていた。この後、何かも、この言葉を言いつつ、絶対不可能なシチュエーションを何十回も生き抜いた生存者が最初にこの言葉を行った瞬間である。「すぐ戻る。指令室は負かした。皇帝陛下の栄光あれ。」
指令室をゆっくり出て、駐車中のキメラに向けて。
「西の果て、帝国は今日も働く。。。か。。。」
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「英雄?英雄になれるヤツは限られている。まず戦場で狂気じみた事を全力でやった上で、生き残る事ができなければ英雄とは言えない。それを何度もやって初めて英雄だといわれるんだ。それが簡単に思えるなら、お前は戦場でヘルブルートの持つマルチメルタの銃口を見ながら銃剣突撃をしてみるといい。」
サージェント・ラック第217ケイディア連隊4番「アルファ」隊
―ゴッズゲート首都サードパレス郊外― 11.19.412020…時刻1614
「左舷被弾!マルチメルタです!」キメラのドライバーが叫ぶ。「まだ動きます!」
「フレイマ―両門、前方に向けて放て!速度を弱めるなよ!!!」ピースウェルは叫ぶ。周りにいるガーズメンの恐怖の表情が状況を物語るが、ピースウェルは笑顔に似た表情で前方を確認しながらドライバーに叫ぶ。
「アルファ部隊!降車用意!」その指令にサージェントが驚愕する
「ですが!今は全速力で移動中で。。」「じきに止まる!ドライバー!速度はそのまま!全速で前方!フレイマーもそのまま!」キメラがありえないスピードで進み、ヘヴィフレイマーが敵のサウザンド・サンに襲い掛かる。
「皇帝陛下の為にー!!!」ドライバーの叫び声が戦場に響き渡る。声には狂気に似た狂喜が聞こえる。
増援部隊が敵と遭遇したころにはすでに夕方だった。ゆっくりと前進を進めるサウザンド・サンの偵察部隊と遭遇。敵はルブリックマリーンの小隊にヘルブルート一機そしてソーサラーという舞台であり、ピースウェルは強襲を命じる。すでに廃墟となった街でゴッズゲート最初の防衛戦はヘルブルートのマルチメルタにより一気に加速する。
「ゴッズゲートの雷鳴よりコマンダー!援護射撃開始します!」コム・ビードより先ほどから後方支援の為、ヘヴィボルター及びバトルキャノンを撃ち込んでいるタンククルーより通信が入る。「すでに聞こえている!こちらこれより交戦に入る!」ピースウェルは左手でバーハッチを持ちながら来るべき衝撃に備えた。
「衝撃体制!」ドライバーが叫ぶ。すぐにキメラからセラマイトを轢いた音が聞こえ、その後キメラから火が上がる。
「アルファ部隊降車!敵部隊と交戦開始!銃剣は装着したな!行くぞ!」ピースウェルはチェインソードを持ちあげながら足で少しひしゃげたキメラのハッチを開ける。
少し寒くなってきた風に地面に残るプロメテウムの火という戦場ではありがちな歓迎を受け、アルファ部隊は降車する。訓練で何千回と繰り返してきた降車だが、数名はバランスをなくして地面に転がる。ケイディア人とは生まれながらに戦人であり、すぐに地面から銃を上げ、立ち上がる。
「夕方にプロメテウムの香りは素晴らしいと思わないかね!勝利の香りがする!」ピースウェルは3歩離れたところにいるルブリックマリーンに向けて聞き、チェインソードのスロットルをオンにする。「行くぞ勇敢な兵どもよ!永遠に生きたいヤツは誰だ!帝国に栄光あれ!」このもの、ピースウェルを狂人と呼んだ兵は一人や二人ではない。だが、この後の歴史書にてピースウェル自身が兵を率い前線で戦うことにより、生き残ったという兵は後を絶たず、「黒猫」連隊の伝説はこの後ゴッズゲートにてささやかれることになる。
だが、とりあえずの第一戦はかろうじて勝利。キメラ中破、ベータ、チャーリー部隊は壊滅、アルファ部隊は半壊だが、敵は撤退。初戦としてはまずまずな滑り出しとなった。
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「敵の敵はまだ敵であり、元々の敵も未だ敵である。だが味方だと思っていた軍が敵であった場合はどうしろと。。。」
ピースウェル指令、異端尋問官との会談にて
―ゴッズゲート首都サードパレス郊外― 11.28.412020…時刻1328
「我々の情報が間違っていたというのか!?我々はあるべき情報を提供したのみだ!追撃の責任はそちらにあるはずだ!嘘だというのなら交戦記録なりコジテーターの記録なりを漁ってくれ!なんだと!?言われないない冤罪だ!」そこでヴォックスが切れ、ピースウェルは自軍部隊に向かって口を開く。
「全軍、撤退用意!今すぐだ!急げ!」ピースウェルから焦りの声が聞こえる。
「サー!何からでしょうか?たった今数刻前にサウザンド・サン兵団を撃退したところではありませんか!」アルファ部隊のサージェントから疑問の声が上がる。
「フレッシュテアラーだ。。。我々の提供した情報が虚無の報告であった為、追撃作戦は失敗。その後の責任を求めている。」ピースウェルは苦い表情のまま、自分の舞台を見る。
「ですが、虚無といいましても。。。」兵は信じられないという表情でピースウェルは見る。「いいか覚えておけ。戦闘の終わった直後のフレッシュテアラーにかかわるな。向こうが関わってきた場合は全力で逃げろ」ピースウェルの目はデータスレートから離れず横にいたサージェントに向かって言う。
「全力で撤退だ。いいか。絶対に甘く見るなよ。敵が撃ってくるまで、撃つな。襲ってきたら逃げ切れ、そして最後に。甘く見るな。皇帝陛下の最高傑作である超人類だ。簡単には逃がしてくれんぞ」唾をのみ込む一同。「生き残ればどうするのですか?この後は?」サージェントはピースウェルに向かってきく。
「冤罪で味方を攻撃する軍には異端尋問がお似合いだと思わないかね?」ピースウェルは頭を回しながら言う。「だが異端尋問官に招待状を送るには、まず生きて指令室に戻らなければいかんがな。」キャップをもう一度かぶりなおしながらピースウェルはキメラに乗り込む。前回の中破から大きな傷が目立つがエンジンだけは稼働できるように修理された機体であるが、マルチメルタを側面で受けた傷はまだ完全にはふさがっておらず、フレイマーのプロメテウムタンクも外装がはがれかかっていた。
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「自分のラズガンが信用できない兵は、すでに動く屍だ」
第ケイディア217「黒猫」連隊戦闘教科書より
―ゴッズゲート首都サードパレス郊外― 11.28.412020…時刻1728
「右翼!反応あり、テレポーターです!左翼、歩兵数5急速に接近中!その後敵側司令官徒歩にて接近中!」キメラのドライバーが叫ぶ。「車両10時の方向に全速!ゴッズゲートの雷鳴は歩兵に向かって射撃!交戦開始後はテレポート部隊と交戦!」司令官としてコムビードで叫ぶピースウェル。「くそったれ!どうしてこうなった!」キメラのエンジンが悲鳴を上げる中、敵の司令官に向かって突き進むキメラ。
「今!3時の方向!右に舵を切れ!」歩兵部隊の壊滅を確認後、逃げ切るために敵司令官が単独で行動中の横をすり抜けるためにキメラが進む。「司令官!逃げ切ってください!」ベータ部隊からの通信が入る。
「これより敵軍ターミネーター部隊と交戦します。」ピースウェルの顔から焦りの表情が浮かぶ。「ターミネーターだと?ターミネーターをこの少数相手に出してきたというのか!?」答えはコムビードより聞こえる金属音から出る。「くそったれ!逃げ切るんだよ!」ピースウェルは叫ぶ。
敵軍司令官からワープのエネルギーが放射され、キメラに向かって放たれる。「まだまだぁ!」ドライバーが叫びながら右へ舵を切る。」その後ターミネーターライブラリアンは左手に装着された武器を上げ、キメラに向ける。「あれは。。。アルファ部隊降車用意!」言い終わる前にターミネーターライブラリアンのコンビメルタの熱放射がキメラのプロメテウムタンクに引火し、大爆発が起こる。最後にピースウェルが見たものは爆発に巻き込まれるライブラリアンだった。
数秒か何分かは不明だが、ピースウェルが目を覚ましたのは冷たいコンクリートの地面の上でコムビードの叫び声空だった。ベータ部隊の最後の奮闘により、ターミネーター部隊は意識を割くことを強制されていた。「----!”$令!指令!おき。。!“#$#!」コムビードが故障したのか、ブラックノイズの乗る音声しか聞こえなかった。周りを見渡すとアルファ部隊が起き上がり始め、サージェント・ラックがピースウェルの方へ向かって歩いていた。「指令。動けますか?」低い声のサージェントが聞く。声は以前聞いた声より落ち着いて聞こえる。「まあまあ、という所か。」本音を言うとキメラの装甲版の欠片が左足に刺さっており、動くのも激痛を伴うのだが、指揮官とは時にはやせ我慢も必要である事はピースウェルが一番良く知っていた。「逃げてください。指令。ここから1キロの所に輸送機を要請しています。」サージェントは笑顔でピースウェルに言う。「だが、このままでは追い付かれる。。」悲壮感の漂う中、サージェント・ラックがラズガンを構え前進してくるターミネーター部隊に向かって構えた。「超人類であろうが、悪魔であろうが、オルクであろうが。。。」ゆっくりとサージェントはしゃべる。「ケイディアは戦うんですよ。指令。我々がここを止めます。指令は戻って異端尋問官に素敵なパーティーの招待状を送ってください」サージェントはヘルメットを正しながら言った。「ケイディア人よ!立て!ケイディアは立つ!我らが故郷の魂こそ!皇帝陛下の導きの光により輝くものである!皇帝陛下の為に!帝国に栄光あれ!最初の死者に永遠の栄光を!」ムニストリアムのプリーストにも匹敵する雄叫びを上げながらラズガンのビームが敵部隊に発射されると同時にピースウェルは走った。左足の欠片がより深い所に刺さるのを機にせず走る。後ろからはサンダーハンマーに慈悲なく叩き潰される兵の音が聞こえる。ただし、悲鳴だけは聞こえず、最後までラズガンの銃声とサンダーハンマーの音が聞こえた。
ゴッズゲート戦線は始まったばかりであった。
さて皆様、いかがでしたか?
書き手がヘボなので、読みにくかったかもしれませんが、上記の二つのショートストーリーは500ptゲームでの出来事をベースにしています。クルセイドにて始まった500ptゲームですが、さまざまなドラマがあり、それを描くのも楽しいと思います。私の様に恥を知らず、世間様に下手な文章を垂れ流す必要はないと思いますが、思わぬバトルレポートとかになり、楽しいですよ?
是非皆様も良い暗黒未来ライフを!また、ゴッズゲート戦線のウォーロードキャンペーンもやっと折り返し地点。まだまだ続きます。ここからオルクの襲撃やアルファレギオンの襲撃はあるのか?ゴッズゲートをお楽しみに!
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