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2023年6月29日木曜日

バステト流塗装術 スピードペイント入門編

 

皆様こんにちは、バステトです。

いやー。リヴァイアサンボックス大変ですねー。さすがに物量が多い。私もティラニッド一週間チャレンジというアホな企画をやって、何とか5日でバトルレディまで塗る事が出来ました。いまだに、なんでそんなアホな企画をしようと思い始めたかが謎ですが、とりあえず「今やらないと絶対塗らない」自信があったからだと思います。いや、だって、正直プライオリティで言ったらかなり低めだったし。何かイベントにしないと塗らないと思ったし。かと言って箱のまま置いておくと大きいから場所を取るので、何とかしたいし。という感じで、そういうイベントにしてみました。とりあえず5日で何とか47体のニッドを塗る事が出来ました。詳しくは私のツイッターで!知らない人はBastetでググってみてください。白いキャベツのアイコンが私です。

 

まあ、今日の記事はその中のコメントの一つで来たリクエストです。あの日本でも有数のウォーハンマーブログ「たるいのウォーハンマーブログ」の管理人のたるいさんから、「スピードペイントの記事をやって」というリクエストが来ました。割と需要あると思ってなかったのですが、あるという事で半信半疑ながらも書かせていただきます。いや、ウチってほら、活字中毒で写真無くても気にしなくて、戦術とか戦略とか大好きな「ウォーハンマー理系」御用達な感じあるじゃないですか?私自身ペイントの腕自体は大したことないし、正直言える事ないと思ってたんですが、とりあえず塗る速さだけは人並み以上にあるかと思うので、とりあえずコツという感じで書きたいと思います。ではいってみましょう「バステト流塗装術 スピードペイント入門編」!

 

でまあ、とりあえず戦術や戦略の記事ばっかり書いてる私ですが、一応そこそこペイントもします。前にも書いてますが、私は5年前にウォーハンマーに復帰した時に「フルペイントしていないモデルでは遊ばない!」という変な自分ルールを設定しているので、ウォーハンマーに限って言えばフルペイントの終わってないモデルでは遊ばない様にしています。(他人のアーミーを借りたりするときは例外にするとは思いますが)

 

で、何故に私にスピードペイントの記事依頼が回って来たかというと、そこそこペイントが早い自信はあります。後、凄い量のペイントをしてます。

 

以下フルペイント済みの持ちアーミー。ポイントで。ちなみに+と書くのは、それ以上細かくポイント計算するのが面倒なので、最低でもこれぐらいあるという目安。多分酷い所は2000ptぐらい増えてるはず。

 

40k:

スペマリ(サラマンダー):4000+

ミリタルム:4000+

デスガード:3000+

ネクロン:2500+

オルク:2500+

ティラニッド:4000+

タウ:2000+

グレイナイト:2500+

カストーデス:1500+

ヴォータン:500+

ケイオスナイト:800+(ウォードッグ2,中ナイト1)

ケイオスデーモン:1000+(主にAoSから来る)

 

AoS

アイアンジョウ:2500+

グルームスパイトギッツ:3000+

ブレードオブコーン:2000+StD、デーモン含む)

ナーグル:2000+(デーモン含む)

セラフォン:1000+

シティ・オブ・シグマー:1500+(ドワーフのみ)

オシアーク:1500+

ソウルブライト:700+(呪われた街)

 

 

以上がフルペイントです。まあ、大体20アーミー。で最低平均50体ぐらいいるはずなので1000体は超えてるかと思います。というかギッツだけで200体は超えるんで、割と2000ぐらい行ってそうですが。

 

で、かなり話が脱線していますが、これだけ塗るとコツをつかみます。なので、少しコツについてのお話しをしようと思います。

 

まず、スピードペイントで一番大事な事は筆を握る前になります。考え方という点ですね。

 

さて、一度ここから前置きを入れさせてください。

趣味は自由なので、皆様は皆様の趣味をエンジョイしてください。私は皆様の趣味への取り組み方が、あってるとか間違ってるかとか、を言いたいわけではないです。私がここで何を書こうが、皆様の趣味への取り組み方は皆様が決める事なので、好きにしてください。特にペイントの部分は多くの方がこだわりを強く持つ部分です。普段私がブログでペイントについて書かないのも、その辺に関係しています。正直、色がついていようがいまいが、ゲームには特段関係ないですし、好きにすれば良いのですよ。ただ、皆様が「ペイントしたいけど、効率的な方法が知りたい」とか「バッさんがどうやってるか聞きたい」のであれば、この記事は読みごたえがある記事にしたいと思います。そう思っていない方には多分に失礼な事を書く可能性があります。あらかじめご了承の上、読んでいただけると助かります。特に私はペインターとしては大したことが無いんで、人のペイントをとやかく言えるほどうまくないんですよ。

 

で、絶対にコレ議論になるんで、私のポリシーと考え方を伝えておきます。

正直に言いますね。私は相手がペイントしてようが、してまいが、気にしません。使ってるモデルが少しわかりにくいなー程度の事は思っても、正直どっちゃでもいいです。ゲームという意味では私はフルペイントしてたら10ポイントルールとかは使いませんし、一切ゲームに関係しないと思っています。

 

ただ、フルペイントのモデルを使ったゲームはツイッターでの見栄えも良いし、テンションも上がると思ってるのもあります。なので、私は相手のツイッターの「映え」も気にして「この人とゲームすれば最低でもツイッター映えする写真が撮れる」と思ってもらえれば良いなーと思ってフルペイントにしています。後24年もやってる自他認める老害がペイントしていないなどという事をしたくないという古き「趣味人」なんですよ、私は。(「趣味人」の言葉を聞いて懐かしいと感じる皆様は恐らく、この言葉の意味が分かってくれると思います)

 

とまあ、前置きが長くなりましたが、私は私のペイントをします。皆様は皆様のペイントをしてください。

 

で、前置きが相変わらず長くなりましたが、本題に入ります。

スピードペイント「考え方編」:

 

私の経験上の話になるんですが、ペイントをしたくてできていない人は以下のパターンがあるかと思います。

・リアルの生活が忙しすぎて時間を捻出できない(本当にその通りの人)

・リアルの生活が忙しすぎて時間を捻出できない(自分が言ってるだけの人)

・こだわりが強すぎる人

・ペイント何が何でも楽しみたい人

・ペイントする環境を正しく整えていない人

 

で、ペイントをしたくてできない理由は様々ですが、まず以下の事が大事かと思います。

・自分の生活の中の優先順位

・自分のペイントの優先順位と妥協点

・環境の考え方

 

一つ一つ説明していきます。

・自分の生活の中の優先順位:

ウォーハンマーをやってる人って大半が社会人です。という事は仕事があります。そして、仕事は疲れます。色々束縛のある中、せっかくの自由な時間を不自由な事をして暮らすのは嫌と思う人が大半だと思います。で、いっぱいある塗りたくもないミニチュアを塗るのは嫌っていう人は多いと思うのですよ。

 

特に仕事だけでなく、お子様がいらっしゃる家庭や資格などのお勉強に家事、炊事、買い物、洗濯、付き合いでの飲み会等色々やることはあります。他の趣味を持っている人などは多いと思います。

 

で、結局この中で「ウォーハンマーのフルペイントアーミーを持つことがどの程度大事なのか?」というのはあらかじめ考えておいていいかもしれません。正直別にやらないのなら、やらないでいいと思うのですよ。ただ、そこそこ優先順位が高くないと絶対にペイントは終わらないので、それは理解しておいた方がいいかもです。スピードペイントと言えど、10体で35時間はかかってくるので、その時間を捻出できない方は、仕方ないかと思います。

 

・自分のペイントの優先順位と妥協点:

フルアーミーのペイントをしたくてできない人の中で、こだわりが強すぎる人がいます。それは悪い事ではありませんが、トループ1体に10時間かけてると、終わらないです。いや、中にはいますよ、終わる人も。でも普通の一般人はそんなの無理です。なんで、プロの仕上げたような出来上がりを全てのミニチュアに求めるのではなく、自分の中の「これなら許せる」という妥協点を探るのが大事になります。この辺は人によって違います。ただ、どれだけその妥協点に向けて効率化していくかというのが大事になります。

 

・環境の考え方

スピードペイントというかペイントで一番大事な事は「とりあえず一日に1分でもいいので筆を握って前に進むこと」。物凄く当たり前の事ですが、1分塗れば、その分ペイントは前に進むんです。どれだけ嫌でも15分だけペイントして、1色だけでも塗れば、1週間もあれば、モデルの大半は塗れます。なので、環境の考え方としては「どうやったら自分は15分でもペイントできるのか」という所を考えていきましょう。

 

ストレートに言いますと

・水

・筆

・ペイント1

・パレット(紙でもOK

・モデル

・キッチンペーパーの様な紙

 

これぐらいあればいいのです。水は何でもいいです。古いビンでもいいし、底だけ切り取ったペットボトルでも大丈夫。多分これぐらいだったら小さな百均のタッパーに入るハズです。これをすぐに出せる場所に出しておきましょう。で、一日5分でもいいので、出してペイントしてしまう。これだけで進みます。驚くほど進みますよ。最低5分と言いますが、どのみち5分だけといって筆を握ると、もうちょっと塗ったりしますから。(経験者)

 

という感じで考え方が大事です。筆を握る前にどれだけ頭を整理して、やり方を決めるかが大事になってきます。特に最後の所。ペイントをいちいち全て出して、全て片付けてにすると大変です。いかに手軽にやれるかがコツになります。なのでスピード云々の前に、まず「手軽にいつでも」ペイントできる環境を整理する事が大事になると思っています。

 

 

 

スピードペイント「配色について」:

スピードペイントで大事なのは、色使いや色についての塗り方。これについては各自こだわりがあるので、あくまでも「こういう風にしたら早くペイントしやすい」という感じのアドバイスを書きます。少なくとも配色編は「まだペイントのカラーを決めてない人」向けになります。決まってる人は次に進んでOK。ちなみに全てシタデルカラーを使った前提で書きます。他のペイントシステムを使ってる人は好きにしてもらっていいんですが、基準はシタデルにして、そこから各自のアレンジをどうぞ。

 

・明るい色にし過ぎない

・なるべく「主色」「副次色」「差し色」のセオリーに沿う

・ドライブラシに頼れる所はどんどん頼ろう

・「コントラストなら簡単」は罠。気を付けよう

 

・明るい色にし過ぎない

知ってる人は知ってると思いますが、シタデルのベースカラーはレイヤーカラーに比べて隠ぺい力が高いです。で、どこまで変わるかというと「全然違います」。例えばマリーン。サラマンダーはワープストーングロウというレイヤーの緑でダークエンジェルはキャリバングリーンというベースの緑。正直ダークエンジェルは1回か2回塗れば、黒サフ立ち上げでも綺麗に隠蔽できますが、サラマンダーは黒サフ立ち上げからだとキャリバングリーンを2回入れていたとしてもまだそこから3回から4回塗らないと綺麗なフラットな色が出ません。なので、メイン色としてオススメするのは「ベースカラーからエッジハイライト」で成立するパターン。マリーンの例で言うとブラッドエンジェル、ダークエンジェル、ウルトラマリーン。この辺はスプレーもあるので、特に楽です。主となる色をなるべく濃い色にもっていくと面積を塗るという意味で楽です。

 

・なるべく「メインカラー(主色)」「セカンドカラー(副次色)」「ターシアリーカラー(差し色)」のセオリーに沿う

配色のセオリーはなるべくメインとなる色を決める。これが「メインカラー」。その次に、そのメインの色とコントラストが映える「セカンドカラー」を入れて、アクセントとなる「ターシアリーカラー」要するに差し色を入れます。イメージで言うとダークエンジェルのキャリバングリーンがメインカラー、メフィストンレッド(赤)がセカンダリーカラー、そして差し色に黒とか銀とかがあります。この辺をずらしてマリーンの面をドセンターで半分で割ったり、チェックカラーとか入れ始めるとペイントが終わらない事故が起こります。早く塗りたい人はやるならキャラクターだけをお勧めします。

 

 

・シェイド、ドライブラシに頼れる所はどんどん頼ろう:

スピードペイントでシェイドとかドライブラシとかしないとか思われがちですが、実は結構やります。色々ハイライトとかできるし、ベースカラーでも出来るんですが、まず「ベースカラーにシェイドぶっかけて、同じベースカラーにドライブラシを入れて、そこからレイヤー色をドライブラシするだけでメインカラーは塗り終わった」的な展開は全然できます。楽しくもなんともない作業ですが、スピードだけは速いので、さっさと塗りたい人はやってみよう。

 

・「コントラストなら簡単」は罠。気を付けよう:

これを言うと公式の人に怒られそうなんで、あんまり言いたくないんだけど。「ワンレイヤーで簡単に塗れるよ」は罠だと思っています。で、私は個人的にコントラストは物凄く優れた塗料だと思ってますが、あくまでも「上級者向けのシェイドより扱いの難しいペイント」という扱いです。で、私がコントラストを初心者にオススメしない理由は以下

・剥がれる

コントラストはすぐに色がはがれます。なので、数か月から数年使ってると白い所(ベーススプレー色)が目立ちます。あくまでも私の経験則と友人たちとの話からの話です。トップコートを振っても剝がれます。

 

・修正がしにくい

一回で綺麗に色が入るのは素晴らしいが、ミスってこぼした時にベース色まで戻っての修正が割としにくい。特にレイスボーンとかのベース色は白ベースなので、フラットな色が出ない上、スプレーと色が合わなかったりするので難しい。ブラシコントロールがプロレベルでないと大変。

 

・ペイントプーリング(色だまり)の処理が難しい

コントラストの一番難しい所はペイントプーリングというペイントが溜まる所をいかにコントロールする事にあると思っています。正直これさえ出来れば、ものすごく優秀な塗料。ただ、それが難しい。シェイドで出来ないとコントラストはもっと難しい。しかも実際に乾いてみないと最終的な仕上がりは分からないので、かなり扱いが難しい。

 

・古くなったコントラストペイントの復帰はコントラストメディウムがいる

普通のシタデルペイントと違って水で復活させるのが難しい。そして濃さが分かりにくい。最近のウォーハンマーTVのペイント動画は「とりあえずコントラストとメディウムを1/4,3/4の割合で混ぜて」みたいなことをぬかしてますが、「あんなもん初心者にできるか!」と思っております。昔の古き良きダンカンさんのやってる簡単ペイントはどこへ行ったのか。。。(老害発言)

 

で、コントラストってどういう所で使うの?

私は滅茶苦茶難しいと思っていますが、コントラストメディウムを使ったグラデーションつけとかができます。今までエアブラシでないと難しかったグラデーションが綺麗に出ます。でも、そんなものプロのペイントでもないんだから、難しいと思ってます。やったことあるけど、スピードペイントでは使わない技術。

 

じゃあ、スピードペイントでコントラストは使わないの?

使います。とりあえず簡単な所で「骨」と「筋肉」この二つに関しては本当に優秀。「顔」じゃなくて「筋肉」な所に注意。正直顔だけなら白サフからライクランドフレッシュシェイドで充分と思ってます。

 

 

では、筆を握りましょう。

スピードペイント「実際のペイント」

実際のペイントのステップとして私は

・テストペイント

・バッチペイントの段取り

・実際のバッチペイント

・ベース

 

の順番でやっております。その前に言っておきますが

「私は組んでから塗るタイプ」です。後で説明しますが「組んでから塗ると届かない所が出てきませんか?」と聞かれますが「気づくのは自分ぐらい」という答えです。私は自分にしか見えない場所は気にしないタイプです。結論、私はそんなところまで気にしてると絶対にフルアーミーをペイントなぞ無理だと分かってるので(自分の事ですよ)気にしません。むしろ「腕の細かい所ぬってないじゃないですかー」とかいうヤツがゲーム中に出てきたら返答としては「文句はフルペイントのアーミーを20個用意してから言え」と返します。24年間ウォーハンマーやってますが、一度もないです。バリ処理について文句言われたことが一度だけですね。(その人は割と周りにもクソヤロウモデラ―として有名だった。ちなみにゲームしない人ですが、人のゲーム卓に来てはモデルのペイントや処理について文句言って帰るタイプの人でした)まあ、どちらにせよ組んでから塗ってます。どのみち塗ってから組むと継ぎ目とか面倒なので。

 

・テストペイント

スピードペイントで大事なのがスピードペイント。「何の色をどこに塗るか」をハッキリ認識しておきます。そこで大事なのが以下

・どのレベルで妥協するかを決める

・どのステップをまとめれるかを決める

・サフ色を決定

 

ではまず妥協点について。

「スピードペイントとは妥協点をどこで出すかで決まります」だから大事なのは

「どうしたら最高のモデルになる?」ではなく「どこまで塗ったら自分は納得できるか?」

を決めます。

要するに「労力」「時間」と「品質」「納得」

の天秤をシッカリはかって、自分の段取りを決めてくことです。

 

少なくともウォーハンマーは5体から10体のユニット、そして下手したら100体以上同じモデルを塗る事になります。それをシッカリ理解した上で、どのように妥協点を決めてくかは凄く大事です。これには「ハイライト」にするか「ドライブラシ」にするか「シャドーを入れるか」「シェイドでごまかすか」なども含みますし、「レイヤーを何層やるか」なども決めます。

 

私は「個には個の格好良さ」「群には群の格好良さ」があると思ってます。例で言うと、下手に塗ってるミリタルムの歩兵100体と1/3しか塗ってない100体のミリタルムの歩兵では100体のフルペイントの方が下手でも格好いいと思っています。

 

で。大事な事は今から言います。

「修正とか追加は後でやればいいんです」スピードペイントで自分が本当に満足する出来んいは絶対になりません。こうすればよかったとか、ああすればよかったとかはガンガン出てきます。なので、全部まとめて「とりあえずフルペイントにしてから後で追加とか修正」するんですよ。断言できますが9割しません。だって新しいモデル買うんだもん。ウォーハンマープレイヤーなんてそんなものですから、よほどのことが無いとすでに塗ったモデルを修正とか追加するより、次のゲームで使う積んである次のモデル塗りますから。でも、とりあえずスピードペイントで塗れば、ゲームした時に濡れてるんで満足できるんですよ。そういうもんです。ペイントの品質の満足を求めるんであれば、そもそもスピードペイントなど間違ってるんですよ。

 

・どのステップでまとめるかを決める。

これはシェイドとかハイライト色とか同じ色の部分をいかに1ステップでやるかという「効率化」です。もちろん一定は仕方ないのですが、少しシェイド色を変えたりするとかなり時間短縮になったりもします。例えばの例で言いますね。茶色と赤のシェイドを同じアグラックスアースシェイドに統一すると別々のシェイドを使うより早く終わります。銀とかも他のナルンオイル系のシェイドにまとめると楽です。例えば私はデスガードのプレーグマリーンとか塗るんですが、ステップとしては

・デスガードグリーンのスプレーを吹きます。

・黒、銀、金、骨のディティールを入れる

・モデル全てにアグラックスアースシェイドをこれでもかという感じでぶっかける

・必要あれば2回目のアグラックスアースシェイドをいっとく

・触手や肉などの「生態パーツ」を塗る。肉などのパーツですね

・必要な所にライクランドフレッシュシェイド、腐敗具合によって紫と緑シェイドを使い分ける

というステップで分けてます。まあほとんどシェイドでごまかしてますね。でも、最初に黒、銀、金、銀を塗ってガッツリアグラックス塗ったタイミングでほぼ出来上がってますんで、気持ちが楽でスピードも速いです。

 

なので、大事なのはどれだけ「ワンステップ」で出来るかを考えるですね。例えばドライブラシでやれるところとかもそうです。纏めてドライブラシを全体でやって、後で修正とかも全然大丈夫です。例えばグレイナイトとかネクロンだと先に全体に銀色を入れてナルンオイルを全体で入れてからのディティールでも大丈夫ですし、私は黒サフから銀ドライを全部入れてからディティールにします。細かい所を考えずに全部をガー!とやってしまうのが楽なので、それでモデルの大半が塗れるならそれで纏めます。それでも結構格好つくので、やってみる人はやってみてください。

 

実はマリーンとかその典型です。一度何も考えずにメインのベースからをガッツリぬります。気を付けてほしいのがベースカラーを塗る時にディティールを潰さない事。塗料の濃さには気を付けてください。薄いのを2回塗るんでも大丈夫ですし、慣れたら一発でいけます。

 

ちなみに「塗料の濃さがわからないです」っていう人

新品のボトル開けて使うじゃないですか?あれが「使える一番濃い状態」と思ってください。アレにもう少し水を入れて薄めるのが推奨です。(私はダイレクトに行く)

 

で、濃さが分からない人。ペイント用の紙を用意してみてください。造形村とかで売ってるペイント用のパレット紙とかオススメです。それにまずペイントをつけて線を引いてみましょう。

 

次に少しだけ水をつけて引いてみましょう。おそらく線が伸びるはずです。その線の長さが「薄さ」と思ってください。基本的に水をつけると塗料が「伸び」ます。この伸びによって隠ぺい力が決まります。そして、薄さによってディティールが埋まります。薄い塗料は割と5層ぐらい塗ってもディティールは消えないですよ。

 

 

次にサフ色を決める。

スピードペイントの大前提を忘れてたので、言います。「絶対にスプレーサフかエアブラシのサフをしましょう」。筆塗りするなとは言いませんが、スピードを稼ぐのは金で稼ぎましょう。そもそもよほどのプロでもない限り筆塗りサフは難しいので、初心者は初心者らしくサフに頼りましょう。24年選手がサフ使ってるんで、使いましょう。

 

で、サフ色。

私はあくまでもサフの色を決めるときにモデルの大半を覆う色で決めます。黄色、白、肌色、骨などがメインになる場合は白サフでやります。要するに薄い色ですね。そして、濃い色や金属色なら黒サフでやります。

 

初心者にオススメは黒サフです。塗り残しがあっても目立たない、塗料を塗っても剥がれてしまっても目立ちにくい等の良さがあります。貴方が初心者で迷ってるなら黒サフでやりましょう。

 

で、中級者の方で「中途半端な色」の場合。例えば顔がついてて、中途半端に濃かったりする色の上、黒パーツや金属パーツが少ない場合。オススメの商品があります。「グレーサフ」

具体的に言うと「メカニカススタンダードグレー」のサフ。そういう中途半端な色を塗るのは割と最適だったりしますので、割とオススメです。薄い色も濃い色も割とシッカリ出る上、塗り残しもそんなに目立たない万能な感じが良いです。

 

もう一つサフでのコツ。例えばマリーンを塗っていて、黒サフを使うとしましょう。別に頭まで黒サフでも大丈夫なんですが、頭だけ外しておいて、素顔の頭だけは白サフで塗って殻差し込むのもコツです。カストーデスなど良い例なんですが、頭が割と簡単に差し込めます。モデリング技術と道具が一定必要になりますが、ピン打ちようの真鍮線の穴だけボディに開けておいて、頭に真鍮線を打って、その真鍮線に差した状態でペイントすると簡単にできたりします。(真鍮線は差し込めるサイズにカットしてからペイント用のクリップなどを持ちてにすると便利)

 

なので、なにが言いたいかというと部分的に別のサフなどを使う事が手順短縮になるのであれば、是非してください。例で言うと大きな羽、頭、武器などですね。

 

まだサフまでしかはなしてないのに1万文字に到達しようとしている自分に少し嫌気がさしながら進めます。

・バッチペイントの段取り

でバッチペイントとは何ぞや。と思われる方。要するにまとめて10体とかまとめて塗ります。で、なんでこれが大事かというと時間短縮になるからです。要するに一番最初に言った「とりあえず一色用意しましょう」とかするじゃないですか。ダークエンジェル塗るとしましょう。キャリバングリーンを用意してリヴァイアサンボックスのインファーナススカッドを塗るとしましょう。

・とりあえず10体分のキャリバングリーンをまとめて塗ります。

・その次に黒のディティールを全部入れます。次に赤のディティールを入れます。

・その次にシルバーのディティールを全部入れます。

・その後にナルンオイルを全部にぶっかけます。

・そこから目を入れて、緑のエッジハイライト。必要なら赤のハイライト。

 

以上で出来上がるんです。この5ステップをテストペイントの一体で確率します。そこからは全モデルに上のステップを一つ一つやっていくだけです。これを確立するだけで、「今どの塗料を塗ってるか」がハッキリするので、全部まとめてやります。一番早いです。

 

とは言いつつも同じ色を塗ると気がくるってきます(ミドリコワイミドリコワイ)なので、10体いても5体を2セットやるのもありです。この辺は筋トレと一緒で、自分でペースをつけましょう。気が狂うギリギリのところをシッカリ見極めましょう。

 

ちなみにこの段取りを組むときに「乾く時間」を認識しながら組みましょう。どうしてもシェイドは乾くのに時間がかかるので、乾かす時間を考えて、「一日の最後にシェイドをする」とかにすると乾く時間を待つという時間が無くなるのでお勧めです。

 

これは少し心構えの所で言いましたが、ハッキリ言いますね。

 

「バッチペイントは作業です」楽しむもんじゃあないです。それでも楽しいという人は全然それでOK。それでも楽しくない人は多いと思う。なので、YoutubeでもNetflixでもいいし、友達とディスコードしても良いし、エアー友達とお話ししてもOK(一人でお願いします)。でも、なにか別の事をしながらやる方が進むことが多いので、その辺は皆様のお好きに。真面目な人は「楽しくないナラなんでやるの!?」と聞かれると思うのですが、もちろん理由があります。

まず「達成感」。終わった後気持ちが良い。面白い事をやって終わっても達成感は薄い。苦しくても終わったら達成感はあるのですよ。特に大きなバッチペイントが終わった後はスカっとしますよ。次に人に話せます。アホな事言うと思うんですが、人はちゃんと「偉い」って言ってくれますよ。大事じゃないと思うかもしれませんが、多くの人はそのためだけにツイッターで模型やペイントを投稿します。別に変な事ではありません。むしろ積極的に他の人のペイントが出来上がった時は褒めてあげてください。その「いいね」で人のモチベーションは維持されてるんですよ!マジで。。。世の中にはそのためだけに数万文字のブログ記事を書き上げるキチガイもいるんですから!(マジで。。。)

 

 

・実際のバッチペイント

段取りさえ組んでしまえば、後はやるだけ。もちろんコツはありますし、楽にできる方法もありますが、基本的にはプラン通りにやるだけ。今回はテクニックは説明しませんが、気になる人は以下の文字を知らなければググってみよう

・ベースペイント

・ハイライト

・エッジハイライト

・シェイド

・ドライブラシ

・ウェットブラシ

 

この辺が分かれば楽だと思う。特にウェットブラシは知らない人が多いと思いますが、慣れるとスピードペイントではかなり使うテクニック。

 

あえて一つバッチペイントのコツを上げるとすると。「境界線」は大事にする。はみだしは思ったより目立つので、ベースペイントをしてる時のはみだしは少し細かめに見ていくと良い。バッチペイントは「群」の格好良さなので、「遠くから見た」状態が大事になる。なので、アーマーの境界線とかはシッカリ「パキっと」出す事が大事。これがずれると汚く見えるので注意。それが苦手な人はシェイドでごまかすと良いです。

 

・ベースについて

結構な方がベースしないんですが、個人的にはフルペイントの定義として必要だと思ってます。で、最後にまとめてやります。面倒ですが、サクッとテクニカルのテキスチャペイント使ってやっちゃいましょう。知らない人も多いんですが、ベースのテキスチャペイントを塗って、その後シェイドとドライブラシをすると結構プロっぽい仕上がりになります。その後私はタフトという草の塊みたいなものを乗っけてます。タフトに関してはグリーンスタッフワールドのタフトが安くてオススメ。(GW比較。ぶっちゃけ安くはない)

 

で、特にベーステキスチャペイントは乾きにくいので、一晩は置いておく必要がある。中途半端に乾いた状態でシェイドとか塗ると、一見乾いて見えても、したがまだ塗れていて、シェイドと混ざってしまうという事故が発生するので、お気を付けください。こちらもまとめてやると良いです。

 

とまあ、参考になる様でならなさそうな話を1万②000文字程度ダラダラ書かせていただいたんですが、個人的に本当に役に立つかどうかはわかりません!(キッパリ)ここからはまとまってない私の考えを垂れ流す感じになるので、まとまってなければ申し訳ありません。まあ、本来ブログとは本人の日記をオンライン上で不特定多数に読んでもらうという物だと思うので、ご了承くださいませ。

 

当たり前だから大事な事:

 

今から当たりまえな事を言いますね。

 

「ペイントしなければ、色はのらないのです」

百人が百人聞くと「当たり前」だと思うんですが、分かる人には分かる言葉だと思います。

 

ツイッターとかで他の人は見てると簡単にやってるように見えると思うんですよね。でもどんなに簡単に早くやっても何時間もかかるのがペイントです。それをなるべく効率化して、やりやすい様になっても結局は作業感が増します。世の中「作業」をするのが好きな人もいるけど、大半の人が嫌いです。その「嫌いな事」を何が悲しゅうて自分の自由時間にやる必要があるのか?結果無いです。でもそれだと「好きな」モデルと「塗ってて楽しい」モデルしかペイントできないんですよ。そして「費やした時間分のペイント」しかできないんですよね。当たり前ですが。で、これには正解はないです。

 

それでも作業のペイントをしてでも「フルペイント」にこだわるのか?

「趣味」だから「好き」なモデルしか「楽しく」ペイントしないのか?

 

究極的に言って皆さん次第なんですよ。

 

でも知っといて欲しいのは、よほど特殊な例がない限り

「全部のモデルを楽しくペイントして、フルペイントアーミーを簡単に持ちたい」というのはよほど特殊な例がない限りは幻想です。それを達成する方法はペイント代行を頼んで、自分の好きなモデルだけを塗って、他のモデルは代行してもらう事かと思います。でも、自分の手でペイントにこだわるのであれば、冷たい言い方になりますが、どこかで「妥協」と「割り切り」が必要かと思います。だって新しいモデルほしいでしょ!?私はほしい!でも塗らないモデルは積みなんだ。そして私は「積み」を「罪」と感じてしまうんですよ。

 

とある有名な方とよく言い争いになってたんですが「積みプラの何がわるいの!?」。その人はウォーハンマーを売ってた人なので、あんまり反論すると営業妨害になりそうなんで、強くは言いませんでしたが、私は壁に箱が積んであるだけは嫌なんですよ。そんなのは私の趣味じゃないんだ。どうせ積むならインテリア買うわ。申し訳ないけど、私はプラモの箱をインテリアと感じる感性は無いんだよ。(これ言うと普通にプラモデル人口の大半に喧嘩売ってて大炎上しそうな気がするので、一応私の感性の話ですからね。。。炎上は嫌ですよ。マジで。勘弁してね。本当に。)

 

まあ、話長いですがその「積み」=「罪」プラはペイントしないと減らないんだ。そして箱が減らないんですよ。なので、ペイントするんです。作業と感じようが自分の「積/罪」と向き合うんですよ。それが私という趣味人だから。この前、贖罪の聖戦とか言ってたじゃあないですか。ある意味、私は永久に聖戦中ですよ。エターナル。・クルセイダーですよ。だって、新しいモデル買いたいんだもん。新しいモデルを出すんだもん。公式が。くそう。全て公式が悪い。。。

 

 

で、結局ペイントの技術とかやり方とかあるんですが、それよりスピードペイントで大事なのはいかに自分のペイントの時間を確保して、コンスタントにやり続けるか。要するにペーシングですね。やりすぎると飽きるし、やらないと熱が冷める。個人的に継続するには疲れない程度のペースをコンスタントに維持しながら可能ならどれだけ負荷を無理なく増やせるかだと思ってます。これだけ見ると筋トレみたいに見えるんですが、割と似てるかもしれません。

 

なので順番としては

・コンスタントに負荷が低くペイントできるペースや環境を構築する

・構築できた時間、ペース、環境を使ってどれだけ負荷を増やして効率化するか

 

というステップかなと思っています。それを確立出来ないと、そもそもフルペイントまでもっていくのが難しい。

 

 

狂気のイベントへのご招待:

で、ご存じの方はいらっしゃるとは思いますが、私は神戸で定期的に開催される「狂気のイベント」と呼ばれる「焼肉ウォーロードキャンペーン」の「発案者」兼「主催者」兼「参加者」です。

 

で、このイベントが何かというと、ペイントイベントです。

まず人数を集めて、アーミーを決めます。

6か月間のキャンペーンで今までは最初の二か月で20体相当(ベースサイズにより1体換算だったりそれより大きければ2体換算だったり、ビークルや大型モンスターは5体換算だったりします)を塗ります。基本3クールで2か月づつに分かれます。第一クールは旧スタコレとかセットの内容だったりします。

その後の2か月でもう20体換算のモデルをペイント。そして最後のクールで20体か巨大兵器を1体塗ります。

 

で、このイベントですが、「とりあえず塗る」という生ぬるいイベントではありません。

ノルマを達成できなかったメンバーは他の参加者に「遅延料」として牛角のコースを奢る必要があります。もちろん遅延料なんで、次の二か月で追いつく必要がありますので、1回奢ったから終わりという「奢ってドロップアウト」は禁止です。要するに塗らなければ、他の参加者に永久に焼肉を定期的に奢り続ける地獄のイベントです。

 

で、フルペイントの基準は「最低3色」「ベースもシッカリデコレート」その基準をクリアしているかは他のメンバーの承認にてクリア。なので、他のプレイヤー全員から「これはフルペイントではない」という意義が入れば、一度協議に入ります。

 

今のところ3回やってますが、まだ焼肉を奢った人間はいません。人数が多いと焼肉ではマジで破産するのでファミレスとかサイゼリアとかを金額上限をかけて奢るという事にしたりします。(一回8人参加でさすがにマズイとなった)

 

で、何故に我々(アホ)はこんな狂気のイベントに参加するのか?

まあ、そもそも、こういうイベントって割とウケがいいんですよね。なぜか。そして専用ライングループがまあまあ盛り上がります。最初の時は盛大な煽り合いが発生して、定期的に誰かがペース遅いと「他人の金で焼肉食いたい」画像と「牛角のメニュー」が張られる無法地帯でした。まあ、結構楽しいです。

 

ただ、このイベントのミソは「部外者は楽しめない」仕様です。外から高見の見物を決め込んで楽しむというのを許さない運営(私)がいます。そういう輩はシッカリと焼肉の恐怖におびえながらペイントしていただくことになっていますので。

 

まあ、そんなアホな事を言ってますが、結局最終的にこのイベントって、初めて、6か月間苦しんでから最後に1000pt程度にはアーミーが拡張するんですよね。新しいアーミーを始めても良し、持ってるアーミーを拡張しても良し。その辺は自由です。(実は最初は2版のロール結果で拡張ユニットが変わる「貴族の遊び」と呼ばれた栄光の道でやったので、阿鼻叫喚のイベントでしたが。ロール結果でチャリオット一つかデーモン20体かが決まるんですよ)

 

んで、6か月たって、焼肉の恐怖から解放された後に皆で打ち上げをやって、全員が心をそろえて思うんですよ。「もう二度とこんなイベントはやらん」と。そして、その後しばらくしてから一部のメンバーは自分の体の変化に気づくわけです。「焼肉の恐怖なくしてペイントができぬ」と。そして更なる罰ゲーム付きのペイントイベントを体が欲し始めるのです。もうここまでくると調教完了です。基本的に皆さん焼肉ウォーロードやる度に飛びついてきます。まあ、その冗談はさておき(冗談?)イベント終わりに皆さん気づくのですよ。「6か月で1000ptペイントできてる」と。

 

否が応でも1000ptのゲームの出来るフルペイントのアーミーが出来てるので、割と皆さん最終的には満足感があるイベントになってます。もちろんやってる6か月は厳しいですが。

 

で、嫌な所ばっかり紹介しましたが、個人的にはスキルアップにも良いイベントになってます。特に上手なペインターと一緒にやると、効率化のコツや上達のコツを教えてくれます。

ワンポイントアドバイスなども豊富にしてくれますし、一緒に塗ってるので連帯感があります。そして、ペイントの質問もしやすい環境が出やすいですし、そのライングループで質問しても結構な確率で皆さん返信を返してくれます。最近は完全に仲間のたまり場になってたりします。

 

まあ、結局何が言いたいかというと、「出来ない」人は「やる理由」を探すのも一つかと思います。結局人間って言い訳がいるので、言い訳を探すのも良いですよ。あえて自分を追い込むのも手かと。すいませんが、エンドレス焼肉地獄に陥っても私は一切の責任を負いません。負いませんからね!本当に知らんからね!

 

 

そして最後に。何度も言いますが、別にアーミーなんてペイントしたくなければ、ペイントしなくて良いと思います。これは大事で、「ペイントしなきゃ」というプレッシャーは感じなくて良いと思いますよ。あくまでもやりたければやるというスタンスは崩さなくて良いと思います。ただ、自分が「ペイントしたい」「フルペイントアーミーを持ちたい」と思うのであれば、それはとても大事な事だと思いますし、趣味という物に充実感をもたらす事だと思います。私は前に模型もやってなければ、小学生の時にガンプラのHGを2体ぐらい組んだぐらいでプラモデルに一切馴染みのない状態でウォーハンマーに出会いました。本当に手探りで自分のやりたいように3年ぐらい中途半端に塗ったアーミーを遊んでましたし、別にペイント指定な事をどうこう思った事はありませんでした。私がフルペイントにする必要を感じたのは当時のトーナメントが「フルペイントにしないと塗装ポイントをもらえない」という割と現実的な問題があったので、そのポイントをもらうために塗りました。もちろんペイントが上手ならそこそこポイントをもらえたので、必死になってペイントしました。

 

なので、私が最初のフルペイントのアーミーを仕上げた理由はある意味モデラ―さんとかペインターさんからしてみれば不純です。なので、私が他の人のペイントについてとやかく言える立場ではないのですよ。ただ、読んでくれる方がいらっしゃるので、私なりに色々書かせてもらいました。でも結局言える事は

 

1. 塗りたいという気持ちがあるなら、人は塗る

2. 塗らないと進まない

3. 効率を考える前に、継続的にペイントできる環境を用意する事の方が大事

4. 定期的にペイントできる環境が出来てから効率化を進める

5. 効率化も大事だけど、ペイント時間の確保やモチベーションの維持も大事

6. プレッシャーに感じたら「終わる」ので、プレッシャーなど感じない様に

7. 作業だけど強制された作業ではないので、嫌気がさして来たら一度止めるのも大事

8. どうしてもペイントされたアーミーが欲しい、なおかつ塗れない人は「塗る理由」で自分を追い込んでも効果的

9. ペイントは楽しいだけではない。作業にもなるが代わりに終わった後の達成感は出るので、それを忘れないでおこう。

10.      社会人なんだから仕事もあるし、ワークライフバランスだけでなく、ワーク、ホビー、ライフバランスが大事なので、その辺を意識していこう

11.      学生は勉強しよう。勉強した上でウォーハンマー。バイトも大事だからワーク、スタディ、ホビー、ライフバランスが大事。もう一回言うけど勉強しよう。(そして就活頑張れ。良い仕事に就くとウォーハンマーをいっぱい買えるから頑張ってください)

 

ぐらいですかね。テクニックなど二の次なのですよ。効率化するという事は組み立てが大事です。

 

まあ、多分に失礼な事が多くあったと思います。特にペイントは戦術とか戦略とは違って「こだわり」が強い人も多く、個人的にその辺はノータッチで行きたいのですよ。人の趣味は人の趣味で自分の趣味は自分の趣味です。「こうしなければいけない」を決めるのは皆様次第ですし、それを効率化していくのはコツがいりますが、難しい事は「効率化していこう」と思う心で、別にテクニック自体は大したことないんですよ。

 

とまあ以上です。

皆様良いウォーハンマーライフを!

 

(マジでこんな記事で人の役にたつのだろうか。。。)

2020年7月26日日曜日

雑記:フルペイントについて。美学について!

皆さんこんにちわー。
NoTトーナメント参加の皆様お疲れ様でした!
この時期ですが、トーナメントがシッカリ開催されていて、日本は本当に恵まれた環境だなぁと思います。素晴らしい。
さて、ウォーハンマー界では色々リリースなどが多く、盛り上がってますねー。
AoSではジェネハン2020、40Kで9版とインドミテゥスセット。
はい。全て購入しました。そろそろ40kも真面目にやっていこうと思いまして。
ジェネハン2020に関してはおいおい感想をもう一度書きます。プレイをして色々わかって来た事もありますし、色々考えるべき事も増えてきたと思うので、考えをまとめてから書きたいと思います。

で、今回は少し新しい9班ルールで気になった「フルペイントしてたら10勝利ポイントを獲得できる」という所からの私の個人的な感想と、色々フルペイントにかかわる私の感想についてを書こうかと思います。

で。毎度のごとくなのですが、お断りを入れさせていただきます。ウチのブログは辛口でまっすぐに思ってる事を書くブログだといわれています。書いてる本人がそういう人間なのであらかじめは仕方ないのですが、読んでる人を不快にしてしまう事もあると思います。
実際に会ってお話しをするときは言い回しであったりとか、雰囲気であったりとかを見ながらお話しして印象をやわらげたりする事もできるのですが、文字だとそうはいきません。

実際にお会いしたことがある方もいらっしゃいますが、私個人は別に嫌味とか悪気があって言ってるわけではありません。ブログというモノは個人の感想をネットに晒してやるものだと思っています。だからブログとは面白いモノであり、読み応えのあるものだと思っています。なので、私はスタイルを変えるつもりはありません。これを見て不快に思う方に対して謝罪をお駒いますが、他に楽しんでいただいている方がいる以上はそういうスタイルで行きたいと思います。

で。ですね。その辛口ブログでも多分今日はトップレベルに読んでる人が不快になる可能性が高い記事です。なのでイラっとしやすいとか、見てて不快に感じたことがあるとか、次合ったときにバッさんに怒ってやる!とか思っている人は今日の記事は読まないでください。

では相変わらず前置きが長いですが、行ってみましょう!
「雑記:フルペイントについて。美学について!」

まあ、前置きが長かったのは、実はこの題に関しての記事を過去二回書いて、自分で読み直して、「うん、これはアカンな」と思い削除したことがあります。というのもあくまでもウォーハンマーとは個人の趣味であり大前提として他人が相手に対して同行言わないのが大前提だからです。で、私もそれには賛成ですが。

だがなGWさん。先にやり始めたのは君だ!だから俺もやる!

で、ですね。要するにゲームをする時にフルペイントのアーミーであれば追加でポイントをもらえるというルールが追加になったそうなのですよ。で、今までGWさんはゲームとペイントは別々にしてたと記憶してます。一部のトーナメントでは参加資格とかにペイントがあったり、トーネメントでのボーナスポイントとしてあったのは過去あります。で、このトーネメントに関しては「これはゲームのトーナメントでなくホビーのトーナメントだから」という理由だったのを記憶しています。ちなみにそのトーナメントはルールブックを閲覧可能な「小テスト」もあって、ゲームのストーリー上の質問とかも出てきてました。

今回初めてペイントをすることによってゲームで有利になるという、前まであった境界線が壊れました。あくまでも個人的な意見を言わしてもらうと

余計な事しやがって。

と思います。

ここからはもっと個人的な意見です。
趣味とはあくまでも自己満足な世界だと思うのですよ。どこまで行っても自己満足だと思うし、何をしても自己満足の世界だと思う。だから趣味だからやりたくない事を「やりたいこと」で有利になるために「しなきゃいけない」という事に強制するような事をルールに書き込むべきじゃないというのが個人的な意見です。

なんで、このルールが導入されたかを理解できないほど、私はこの趣味が浅くないです。理解はできますし、理由もわかる。確かにゲームで有利になることによってゲーマーは「じゃあ塗るよ」と言うし、結果として「バトルレディでフルペイント」されたアーミーが増えます。だってインセンティブがあるから。(インセンティブとは意欲を引き出すことを目的として外部から与えられる刺激の事です。確か直訳が無かったと思う)

でももっと広い意味で考えるとやりたくない事をやってるプレイヤーがそれによって増えると思うと、やはり個人的には入れるべきじゃないと思うんですよね。だって結局「塗りたくない人が塗る」という事例が単純に増えるわけですから。

世の中「ペイントは楽しい」人から「ペイントが苦痛」という人がいます。で「ゲームをするのが大好き」から「ゲームは嫌い」という人までいます。それをすべて許容できる趣味というのがウォーハンマーだと思っています。したがってその全てのプレイヤーが「自分のスタイル」を突き詰めて進めるというのが趣味であり「自由」だと思うのですよ。

そして世の中には「パワーゲーマー」とか「マンチキン」というゲームの利点などを貪欲に追うプレイヤーがいます。その人達は今までペイントに興味がなかった、でもそのゲームの利点を追うためにペイントをする。その過程でペイントが楽しくなった。というのが理想な流れです。でもその過程でペイントできないから、この趣味をやめとくという「ハードル」の高さが上がったというのが私の今回の結論です。

というのがゲーマーからして見れば「同一の条件でゲームがしたい」「ルールブックの規定に乗っ取ってゲームをしたい」のであれば「バトルレディに全てのモデルをしなければいけない」という事実があります。一部ゲーマーには「ポイントが減っても遊びたい」という人もいると思うし。俺はそれが最高に格好いいと思う。で結局こういうことをGWさんの信者さんに言うと「じゃあ、それをしないと合意すればいいんだよ」という事に落ち着きます。

その通りなんだが、だったら「フルペイントしてたら10点加算に合意」がスタンダードな方がいいんではないか?と思うのですよね。合意でゲームのルールブックにあるルールを削ってたらルールでなくなってサジェスチョンなので。なんでそのルールが存在するかは理解できるし大前提というのが「合意があった上で」という理解はできるんだが、結局それって日本人の考え的には「我が強い方が勝つ」というルールにすり替わるだけだと思うんだよね。

例えば初心者さんが頑張ってペイントしてきて、ベテランさんと相手をします。ベテランさんが「このルールは間違ってると思うからナシでいい?」と聞かれて初心者さんは「No」って言えます?日本人としてNoと言えても社会人として間違ってるといわれるのが、ウチの国だよ?グローバルなルールなのはわかってるし、一部の国では理論と弁護でドツキあって解決する国もあると思うけど平和と共存を主とする日本国では無理だと思うんだよね。

でまあ、ここまで書いてると「フルペイントアーミーが無いから言ってる」みたいに聞こえると思うので、一応私は自分の弁護をさせていただきます。ウォーハンマーからしばらく休んでたのですが、その休みから復帰したのが3年前(もう三年か。。。)その3年前の復帰から一度も私はフルペイントされてないミニチュアでゲームしたことがありません。私の使うミニチュアはすべてフルペイントが大前提です。アーミーに至ってはフルペイントで3000ptを超えるのをAoSで3つ持ってるし、40k2000ptを2つに1000ptを2つ持ってます。全てフルペイントです。

で、私は自他ともに見とめるゲーマーです。GW四台元素のコレクト、ビルト、ペイント、プレイの4つでの優先順位をつけると
・プレイ
・ペイント
・コレクト
・ビルド

です。

でも趣味としてやってる時間はおそらく
・ペイント>超えられない壁>ビルド>プレイ>コレクト

の順番になります。
で、大体「辛い辛い」いいながら塗ってます。大体ストアで仲間にアウト「マジ○○塗るの辛い」とかの愚痴を吐きます。もはやスタンダードです。ペイントを楽しんでないわけではないんですが、やはりトループとか40~120体とかはもはや作業になります。

でなんでそんなことをやってるかというと「個人の美学」です。

で、ここからがこの記事のキモです。
あくまでも個人の感想なのですが
「趣味とは美学を追求するモノである。美学のある趣味は最高であり、美学の無い趣味は飽きが来る」
と思っています。
美学を自己満足に変えてもらっても問題ないとも思っています。
趣味って自分のわがまま、こだわりや自己満足、そして美学を追求する場だと思うのですよ。

なので「ペイントなんてどうでもいいからゲームだ!」がその人の美学なら追求してくれと思うんですよ。「深く考えないでとりあえずダイスを振りたい!」が美学ならそれでもいいし「ごっこ遊びで楽しみたい!」が美学なら、それでもいいと思うのですよ。

それに私はとやかく絶対に言わないし、逆に私の美学に何人たりとも文句は言わせません。だってそれが趣味だから。

で私は物理的にも電子的にも「声がデカイ」人間です。色々な人に知ってもらうし、私の意見や主張を知ってる人も多いです。というかあったことない人でも知ってることが多いんだよなぁ最近。うれしいけど。
ですが、矛盾があったり質問があったら聞いてくれていいのですよ。私の美学に突っ込むところがあれば突っ込めばいいんですよ。私は弁護しますし、戦います。あくまでも私に対してですよ?

だって、俺は自分の美学と趣味に自信を持てるから。
だって俺は自分のウォーハンマーが最高だって世界に対して言えるから。
理由があり、根拠があり、自信があるのですよ。

さもなきゃ何千時間もペイントしてないですよ。単純に20年毎日1時間やるだけで1400時間ですし。大体私の平均ペイント時間って1から3時間ですしねぇ。たまに5,6時間とかやってるし。普通に1000時間は超えてると思う。

長いよ、しんどいよ、時には辛いよ、時には楽しいよ。でもそれを全部ひっくるめて最後に自分のフルペイントを全力で駆ってゲームをして、世界の人間相手に「これがオレのアーミーだ!」と言える瞬間が自分にとっての「確かにある趣味をやっててよかったと思う瞬間」ですよ。

でね、別にこれにフルペイントは必要がない。一体でもいいんだよ。別に。自分が作って塗った、世界に一つしかない自分が手に取って作り上げたモデルが自分の戦略と知略の元、相手と戦うんだよ。控えめに言って最高じゃねぇか。

それが私のごく個人的な考え方です。でもこの美学があって私は趣味が楽しいモノであり最高のモノであると思っています。でも根底にあるのは自分の美学であり、こだわりであり、自己満足であり、圧倒的なワガママです。

私はさっきも言ったようにフルペイントしてないミニチュアでは遊びません。
20年選手として私のスタイルを始める前の人や初心者さんが見て「スゲェ。カッケェ。全部塗ってる。俺にもできるかな!?分からない!でもやってみたい!」の感情を引き出せるようにやります。それをやってる人が「誰でもできるぜ!一緒にやろうぜ!分からなければ教えるぜ!」という風に沼に引きずり、じゃなかったサポートしていくのがコミュニティでありプレイヤーベースであり、趣味人なのではと思います。そういうコミュニティが好きで、自分のいう「良いコミュニティ」にしたいから自分の好みのコミュニティを作るためにやってます。

で、個人的に思うのは趣味人には美学は持ってほしいと思う。
それが趣味を楽しくするものだと信じてる。
結局味がないモノになってしまうと思うんだよね。飽きが来ちゃう。
深く考えるのが嫌って人もいると思うし、別に深く考えなくていいんだ。自分の趣味の何が自分にとって大事かを考えて。自分の理想の趣味ってなんなのかを見てほしい。それに向かっていく道筋が自分の「美学」だから。そしてその場所にたどり着いたらもう一度自分の理想ってなんだっけ?今の理想ってなに?って聞きなおしてほしい。その新しい目標は自分が遥か高い所にあったと昔思ってた「今」自分が立ってる場所よりもっと高い所にあるはずだから。でもそれを見た時、自分の足元をみて「うん、ここまで来たし行ける行ける」って思えるから。そしてその道中に周りを見て、景色を見て、他の道筋を歩いてる仲間を見て「いい場所だな」と思えれば、趣味って最高なんじゃあないかなと思う。だから続けられると思うし、楽しいと思い続けれると思うんだよ。だって趣味って「楽しいと思い続ける」のが難しいから。「今楽しい」は誰にでもできる。でも「皆でずっと楽しい」は難しい。でもできたら最高だからみんなでやってみようぜ!って思う。


とまあ、今日はこんな感じで終わります!
さて、9版でネクロンも始めるし、新しいジェネハンでギッツもコーンも組みなおさなきゃ!アイアンジョウもまだまだ検証の余地はあるし、新しいミッションもやらなきゃ!
皆様も良いホビーライフを!