はい皆さまこんにちは。最近ウォーハンマー40kのティラニッドをやっとフルペイントし終わったバステトです。(10版の遊びたいアーミーという意味で。実際には4000ptを超えるフルペイントを持っている)昨日初めて10版のニッドを2000ptで遊んできました!まあ、細かい事は話ても仕方ないですが、色々考える事の多いアーミーだなぁと思いましたねぇ。色々やりがいがあって、テンションは割と上がり気味です。3月20日にあるゲーム会で2戦予定なので、楽しみです。
で、本日はリクエストという形ではないのですが、ストアでお話しさせてもらっていた人にお願いされた記事です。最近私が「小さな世界(スモールワールド)」と言っているゲーム「レギオンズ・インペリアリス」についての所感の記事を書きたいと思います。
まあ、正直私が遊んだのなんて本当に数が少ないので、あくまでも初心者的な意見になります。なので、いつもの事ですが、あんまり真に受けずサラっと読んでいただけますと個人的には助かります。まあ、検討をされている方に関しては私のブログではなく、実際に周りで遊んでいるプレイヤーに聞いていただいた方が良いかと思います。
さて、今日もいってみましょう「バッさんの雑記 レギオンズ・インペリアリス所感」
それではレギオネア・インペリアリスのお話しをしていきましょうかね。とりあえず正式名称が長いのでLIという略し方をさせてください。インペリアリスじゃのレギオネアじゃの色々略し方があると思うのですが、とりあえず当ブログではLIという略し方をします。
ブログ主の経験者:
普段こういう記事を書くときには色々遊んで経験して、書くのですが、今回は1回遊んで、2回ルールの確認役やって、1回見学という感じの経験でお話しをさせてもらいます。少なくとも普通のスターターでのマリーン側でのゲームプレイの経験しかありませんので、おそらく色々違っている部分はあると思いますが、あくまでも私の感じたこと。「所感」として書かせていただきます。
レギオネア・インペリアリスってどういうゲーム?
ウォーハンマーより小さいスケールの「大戦略ゲーム」という立ち位置。イメージとしてマリーン5体が1ベースに乗っている感じ。マリーンの歩兵からウォーロードタイタンまで出てくる超ド級スケールのゲーム。設定はホルス・ヘレシー時代(30k)の時代なので、40kの設定より1万年前。ホルスの大逆時の時代背景。
人によっては「エピック」という言い方をする人がいるが、これの理由はその昔90年代にWarhammer 40000 Epicというゲームがあり、似たようなスケールのゲームが存在していたから。その時にはオルクとか色々ゼノも存在していた。
そうそう、英語のみの販売なので有志が翻訳をしてくれないと、細かい英語を読み続けるハメになるので注意。ルールは多いです。
陣営について:
基本的には現在では
・マリーン
・ソーラー・オグジリア(アストラ・ミリタルムの前の組織)
・ナイト
・タイタン
の4つのアーミーがある。(実際の30kは持っと色々あるけど、今のLIはこんなもの)
で、実際にアーミーを組めるのがマリーンかソーラー・オグジリアのみ。ただ、忠誠側でも大逆側でもOKなので、割とどれを使っても始めやすい。
遊ぶのに必要な物:
何時ものミニチュアゲームセット
・ダイス
・メジャー
・ミニチュア
・ルールブック
それと共に命令トークンという物が必要になる。
これに関してはスターターのボックスにも入っているたあ、紙を印刷して、切り抜いてもOK。ルールブックとかにトークンの絵があるハズ。そのうち何処かのMDFを刻印出来るショップが作ってくれることを祈る。(お願いします)
レギオネア・インペリアリスのゲームプレイ:
一言で言うと「命令発動式交互アクティベーション型ミニチュアゲーム」
何が言いたいかというと
・先攻後攻が決まる前に、各ユニットにどういう風に動くかという命令を下す
・先攻後攻のロール
・先攻の移動と後攻の移動を交互に1ユニット(専門用語でいうデタッチメントという名前)
・先制射撃を交互に行う
・白兵戦を行う(突撃は移動の一部)
・射撃を交互に行う
・指揮フェイズ
という流れで基本やります。なので、メインゲームのAoSとか40kみたいに表ターンと裏ターンというのがありません。なので移動フェイズに交互に移動させて、射撃フェイズに交互に射撃させるみたいなイメージです。
で、攻撃に関しては白兵戦と射撃が分かれるんですが、射撃に関しては武器の射程を見て、入っていれば、攻撃回数のダイス数を振って、ヒットロールを振って、成功すれば相手がセーブをするというイメージ。ウーンズロールが無く、ほとんどのモデルは1傷です。
それだけ聞くと割と簡単に死んでいくんですが、割と簡単に死にます。ただ、ヒットロールが5+とか4+で、割と射程が短めなのでゴリゴリ死ぬというよりはダイス目依存みたいなイメージがあります。
白兵はミドルアースに似ている。ただ、各モデル同士でペアリングやるのは一緒だが1D6ではなく2D6を振り合い、お互いのCAF値を足して、そこからボーナスあれば足す感じになる。そして負けた方が1傷を食らって、デタッチメント毎の白兵終わりで勝利回数が少ない方は指揮チェックをして、失敗したら撤退するというイメージ。
全体的にゲームのベースルールはこんなもの、ミッションは割と多い感じで、拠点確保系のミッションなどがわりと多く存在するイメージ。
アーミーの作り方:
まず単位から。フォーメーションとデタッチメントがある。デタッチメントは俗にいう「ユニット」で、デタッチメントは複数ユニットが構成する単位。
まあ、9版の40kやってる人は分かりやすいと思うのだが、40kでいう所のデタッチメント。
なので、アーミーを組む前に、まずフォーメーションと言う「枠組み」を使います。
全体的な所感:
思ったより悪くない。というか最初の印象があまりよくなくてドキドキしていた。私が良く読んでいるGoonhammerで割と辛口にレビューされていて、ゲーム前にミニチュアをフルペイント(マリーン側のみ)したのだが、それで口から魂出る程、生気を吸い取られたので、初ゲームの印象が悪かった。「二度と、こんなん塗るかボケェ!」と思いながら初ゲームに挑むとマイナス印象になることが良く分かる。
で、以下が
細かい所感(良いと思う点をメインに)
・移動は早いが射程が短い
良い趣向だと思うのだが、移動が割と早い。5“の歩兵を全力移動させると15”移動する(3倍。他は2倍だったりする)。なのだが、ボルターの射程は8“だったりと、イマイチ射程が短く感じる。射程が本当に大事なゲームである事に間違いはないが、「感触」という意味では気持ち悪く感じることもある。
・ダイス目で2+ヒットなどはマジでない。
4+ヒットで振り直しなどはあるのだが、素で2+ヒットなどはない。なので、外す時はシッカリと外す。40kの様に「まあ、ダイスは振ってるけど、大体確定だよね」的なイメージが無い。そしてLIの3+セーブとか4+セーブはなぜか出ない。(共通認識)
・白兵には魔が潜む
2D6で突撃ボーナスとして+1が入るはずなのだが、何故かボーナスを持っても突撃側が負け越すことが多いイメージ。2D6なのでふり幅がデカイ分、ボーナスをいくら積もうが2を振ったら、返り討ちにあって死ぬ。この辺はマジでやりまないといけない。白兵は良くも悪くもリスキーだと思う。
・建物に入るとやたらと強い
Garrisonという建物に立てこもるルールがあるのだが、基本的にはヒットに-2,4+セーブになる。で、普段から4+とか5+ヒットになるゲームに-2すると6のみヒット、そしてマリーンで5+セーブで、貫通の効かない4+セーブを得ると、大分変ってくる。まあ、大規模戦でタイタンとかナイトがうろついてる戦場でいかにマリーンと言えども建物に入って遮蔽取れってことでいいとは思う。ちなみに建物そのものをぶち壊すルールもある。
・インファントリーは大事
ほとんどのユニットが1傷でセーブ失敗すると死ぬ。そして、弾数がそんなにない世界なので、安いポイントで大量に買えて、ミッションで目標確保できるインファントリーは大事だと思う。1傷食らうとプレデターでもインファントリーでも死ぬので大事。
・色々な種別のユニットとそれに対応するルールが豊富
「対空兵器」「対歩兵兵器(軽装武器)」「対ビークル」とかの武器キーワードがあるので、意外に40kなどの様な「攻」のステータスが無くともどの武器がどのユニットの種別に対して有効かというのがシッカリ出るようになっている。割と好きな味付け
・アーミーによる「特性」は薄い
メインゲームをやると「僕のアーミーはこのルールとこのルールと(x12)。。。」というのが多い各アーミー毎の味や色がシッカリ分かれているのだが、インペリアリスはあくまでも人類と超人類とそれが扱う兵器の戦いなので、アーミー毎の特色が分かれにくい。オリジナリティを求める人は物足りないかもしれないが、バランス的には本当に良い事だと思っている。
以下がもう一つの所感(不満な点をメインに)
・ベースルールは簡単だが、細かいルールがとにかく多い。
共通キーワードで統一されているが、とりあえずルールが多い。武器の特殊ルールだけで数ページ、そこからユニットのルールがとにかく多い。
・40kとかAoSと同じ名前の効果が違うルールが多い。
アサルト、ラピッドファイヤ、レンド等、聞きなれたルールが多い割には効果が違うので40kとかやり慣れているとマジで混乱します。LIのアサルトルールは40kのラピッドファイヤルールだし、LIのラピッドファイヤは40kの連続命中のルール、この辺は慣れが必要だが、そのうち40kでやらかしそうで怖い。
・データシートはあるけど、買えないミニチュアがまだ多い
まあ、これは新しいミニチュアゲームである事なので、いいのだが、個人的には新しい拡張パックを出す前に出てないモデルを販売してほしかった。(航空機、プレデター、シカリアン等)
・ボードサイズがイマイチわかりにくい
ゲームは5x4(60”x48”)と書いてあると思うのだが、小さいマップがあるのかどうかなどがちょっとわかりにくいと感じる。小さくしても、大きくしても大丈夫とは書いててもどうやって変更するかがわかりにくい。
・テレインが高い上売ってない
個人的にはもう3Dプリントのテレインが無いと生きていけない。ある程度無料でEpic
40kとかタイタニカスとかのテレインのデータが転がっているので、それとアクリル板などエリアを区切ればそこそこ遊べるようにはなる。
・需要と供給のバランスが悪い
結構な数のモデルがずっと売り切れている。関西圏はシャッツィさんとかが仕入れてくれるからいいんだけど、ダイレクトでしか買えないのに、ずっと売り切れているボックスとかもあるので、かなり手に入れずらい。まあ、想定より売れているのは嬉しい限りなのだが、遊んでいるプレイヤーサイドからすれば「売ってくれ!」と切実に思う時はある。
まあ、以上が私の所感です。
で、ぶっちゃけバステトはインペリアリスをお勧めするか?
極論私は基本的にはしません。別に悪いゲームだからというわけではなく、理由はシンプルに以下。
・メインゲームAoSと40kの2000ptをすでに持っていて、やっているプレイヤーならオススメできる。持っていない、遊んでいないならそちらの方を先にお勧めする。
理由は簡単でプレイ人口と絶対に途切れないと思われる公式のフォロー力。
・軽いゲームではない
ボックスゲーム系の中では重い方のゲーム。金銭的投資、ペイントやビルドの労力等考えるとかなり重い方。軽く、サクっと遊べるウォークライやアンダーワールド、ミニチュア的には軽いが、ガッツリ遊べるキルチーム等と比べると重く感じる。さすがにホルスヘレシー程ではないと感じるが、指輪物語とかと同等。特にオールドワールドが出た今となっては重いゲームでも結構競争が激しい
・遊ぶ人口が少ない
さっきも少し触れたが、遊んでいる人口が少なく、アーミーの特色が出にくいので、とっつきにくさを感じる。「僕のアーミー!」という特色が無く、単純にマリーンの18兵団の一つもしくはソーラー・オグジリアの種類しかないので、チョイスが少なく、ダブりがち。私の様な「ちょっと特別ルールが多いんじゃないか」とメインゲームに感じているウルトラ老害でもない限りは「特別な自分だけのもの」を探すのが難しいかと思う。
・ミニチュアが流用できない
スケールが違うので「ウォークライ止めたけどAoSで使おう」とか「キルチームのミニチュアで40kをやろう」が出来ない。これは良い事でもある。(変な欲が出ないので、キルチームを使ってメインゲームへ先導するみたいなムーブがしにくい)
・モデルが死ぬほど小さく、一部プレイヤーではビルドさえも困難
老眼が侵攻している一部プレイヤー層の皆様は恐らくミニチュアを見ることも困難な気がする
以上の理由であんまりオススメはしない。他にゲームいっぱいあるし。メインゲームやろうぜ、メインゲーム。
じゃあ、私はどんなプレイヤーに進めるのか
・40kもAoSもある程度遊んでいて、なおかつ遊ぶ機会が多く、他のゲームを探している人。もう一回言うね。メインゲームやってないならメインゲームをやろうぜ。浮気良くない!(特大即死級ブーメラン)
・上記のゲームと全く違うスケール感でゲームをやりたい人
・定期的に少人数で同じゲームを遊べる環境にいる人
・公式サポートのアップデートが無くとも遊び続ける自信のある人
・テレインを調達できるか、調達できるお友達がいる人。(もしくは3Dプリンタを友人に押し付けて、調達させるだけの人心掌握スキルがある人)
ま、別に私がオススメしなくとも、やる人はやるし、やらない人はやらない。ゲームのクオリティ的には本当に良いゲーム。私がオススメしない理由は主にゲームとかミニチュアのクオリティ以外の所での総評。そういう意味でも、本当に素晴らしいゲームだとしてもオススメしない物はオススメしない。
基本的に私のポリシーは
・誰も遊んでいない素晴らしいゲーム
・皆遊んでるクソゲー
の二択を迫られた場合は究極的にみんなが遊んでるクソゲーをオススメする。まあ、もちろん究極的な二極論になるのだが、あくまでもミニチュアゲームはプレイヤーが一番大事だと思っているから。なので、誰も遊んでいなければ、よほどのあぶく銭が無い限りはオススメしない。だってお高い買い物ですから。フルにアーミーをそろえようと思うと5-10万ぐらいいくよ?安くはないよ?簡単に手を出せるワケないじゃん?簡単に「1ボックス6700だ安い!」とかいう言葉を聞いたことがあるのだが、色々と自分の金銭感覚をリセットしていただきたい。
これだからウォーハンマー妖怪は。。。。
(SSS級ウォーハンマー妖怪が投げる、特大必殺ブーメラン)
まあ、ゲームだけの話で言えばよくできたゲーム。遊んでいて楽しく、ダイス目で一喜一憂できるので面白い。個人的には戦略シミュレーションの様な盤面が凄く好みなので、見てても面白い。交互アクティベーションなので歩い程度の駆け引きもあるし、色々ルールも深さがあるし、編成にも幅があり、色々出来る。なのでゲームとしての私のジャッジは「良いゲーム」という判断。もう一度言うが、だからと言って誰にでもオススメするわけではない。この辺は冷静になって考えてほしいと切実に思う。
まあ、レギオンズ・インペリアリスについては以上ですかねー。これからグレート・スローターの本も買って遊んでみるし、ユニット(バイク、スピーダー等)も増えるし、キャンペーンルールも入ってるし、楽しみではあります。
それでは皆様良いウォーハンマーライフを!