2019年4月2日火曜日

AoS戦術指南 第6回 TACとは何か?

皆様こんにちは
ひたすらスクイッグを塗る職人になってるバステトです。
やっと緑より赤を塗る面積の方が多くなりました!
(のにまだ緑の人とか言われる風評被害が酷い、今日この頃)


とまあ、その辺は置いておいて、最近ブッチしまくってたAoS戦術指南のコーナーですが。本日はTACの意味についてお話を進めていこうと思います。本日はリスト作りについて。

1D4ChanとかFront Line Gamingとか海外の戦術系のウォーハンマーサイトを呼んでると度々見る言葉なのがTAC。
意味はTake All Comersという意味で。この一つのリストですべての敵とまんべんなくやりあえる万能型リストの事を指します。

ルールがわかってきて、ゲームを行っていくと、初心者の方でありがちなパターンなんでうすが。「よく相手にしてる相手をメタる構成をつくろう」というパターンに陥ります。
これ、実は無意識にやってるパターンも割と多いです。
テーマ性や自分の好きなユニットを使うのと、相手をメタりに行く構成は別です。

ちなみに言うと相手を倒すために工夫をするというのはウォーゲーマーであれば当たり前なんで、すごく難しいライン引きでもある事はご理解ください。

別にね。。。好きなユニット使って、好きな構成組んで、遊べばいいんですよ?最終的に趣味であり、ゲームであり、遊びなんですから。それについてどうこう言いたいわけではないのです。ただ、ゲームの腕を上げたいとか、上手になりたいというのであればTACのアーミー構成を目指してみるのもいいのではないでしょうか?

説明してしまうと。そこそこ大きなトーナメントに行くとTACアーミーしか出てきません。まあ、当たりまえなんですが、一度トーナメントへ行くとストームキャスト、グルームスパイト、スケイブン、レギオン・オブ・ナガッシュ、ドーター、ビーストクロウなど色々なアーミーが出てきます。でもビーストクロウとスケイブンでは全くスタイルも違うし、対応も違います。
たとえスケイブンに負けないリストを作ったとしてもビーストクロウやほかのエリート系アーミーに勝てなければ上位は狙えません。

まあ、当たりまえなんですが、普通に一つの店の同じメンツと戦うと、その相手に特質してリスト組みをしがちになってしまうのですよね。。。

まあ、よく読んでいる戦術指南のページにはこう書かれています。

「上手なプレイヤーはどんな事があっても対応できるリストをつくる。下手なプレイヤーは一つの事を行い、それについてのカウンターを相手が持っていないことを祈る。」

実はこのTACは40Kの方で主に使われます。ですけど、コンセプト自体はAoSでも一緒です。

主にAoSではモンスター、ウィザード、バッファー、アーティラリー、1傷歩兵、 4傷歩兵、そして機動力のもつ騎馬隊への対応が必要になります。
その他で色々特殊能力を持っている敵もいますが、基本は上記の7種類ですね。

モンスターは打撃力の持った10傷以上の敵。これをどうつぶすか、それともこれが真価を発揮できないようにどうやって対応をするか。
ウィザードについては致命ダメージや永久呪文に対する備え
バッファーに関しては、周りを強化するヒーローやユニットをどうやってピンポイントで打ち抜くか、もしくは真価を発揮できないようにするか。
アーティラリーに関しては超遠距離で撃って来る敵に対しての対応。(テレポートとか脇を抜けるとかができるか)
1傷歩兵はいかに数を相手に叩けるか?
4傷歩兵に関しては大きなダメージプールや接敵面が狭いのに大きなダメージをしてくる敵に対しての対応方法。
機動力に関しては放置してる目標を盗まれないようにする対応であったりとかの備え

イメージ的にはそういうことですね。
別に一つ一つに対して、個別の対応をする必要はないです。

例えばの例でいえば、私のアイアンジョーのリストでは
敵のモンスター対応やアーティラリー対応、そしてバッファー対応はモークラッシャ(キャベツ)がほぼ対応します。最長40インチという驚異的な機動力でAoS随一の打撃力を備えた空飛ぶレッカー車なので、そういうことができたりもします。
歩兵に関しては、こちらの主力は2傷でエリート歩兵。手数も多いので対応可能。4傷歩兵にはブルートにて対応。相手機動力やウィザードに関してはゴアグランタ(豚)で対応したりします。

もちろん万能ではないですし、色々なカウンターもありますが、割と網羅しているつもりです。一番弱いのは致命ダメージやウィザードに関するカウンターがないのですが、その辺は色々工面したりして、バランスを取りたいと思っています。(バタリオンを一つやめてシャーマンとるとか迷ってます)



俺の持論になりますが、長らくゲームをやってると最終的に行きつく先はTACアーミーになると思います。バランスが良いので相手に対してワンサイドゲームも減りますし、割となんでもカウンターできるようになってくればリストでなく考え方ひとつで盤面がひっくり返ったりもします。ぶっちゃけ、相手の勝てないワンサイドゲーム的なリスト作ったところで、それのカウンターを持ち込まれるだけですし。そもそも遊んでくれなくなるんでね。。周りが。。。(汗)

自論ですが、俺は「強いけど戦ってて楽しいプレイヤーを目指してます。」
手加減はしないけど、相手が俺と戦った事で一つ学びになるようなプレイはなるべく心がけてプレイをしています。毎回、相手に合った戦い方をしてもいいんですが、リストの愛称だけで決まるようなゲームに俺はあんまり興味がないんですよね。。。
もちろんそれが楽しいと思う人もいると思うし、別にそれをすることが悪いとは思うんですが。。。 俺はイマイチ燃えないですねー。

 まあ、何はともあれTACのリストに関してでしたー。

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

これは、難しい所ですよね
なんか当たり障りのない編成になっちゃって
やってて楽しくなかったりとか

特定の相手に特化した編成もどうかって感じですし

Tellur さんのコメント...

初めまして。AoS未プレイなのでロスター作りの参考にさせて頂いています。
記事とは無関係で申し訳ないのですが、教えていただきたいことがあります。

バタリオンとスーパーバタリオンを同時に組み込むことってできますか? 正直、スーパーバタリオンの意味が(バタリオン能力が得られること以外に)わからなかったので……。

また、各勢力の忠誠アビリティと大同盟の忠誠アビリティって同時に使えるのでしょうか? 1d4chanのアイアンジョウのページ見ますと、アイアンジョウの忠誠アビリティを使い(Mighty Destroyers)、さらにディストラクションの忠誠アビリティ(Rampaging Destroyers)も使えるのでヒーローフェイズに2D6動けると書かれているので、忠誠アビリティって重複するのかと疑問に思いました。

また、Bastetさんのオルク(特にゴアグランタの一般兵)、緑の発色がきれいなのですが、どんなレシピにしてるのかよろしければ教えていただけませんか。
よろしくお願いします。

Bastet さんのコメント...

Tellurさん

初めましてー。コメント超うれしいです!ありがとうございます。
えっと、スーパーバタリオンの中にバタリオンは可能のはずです。一部のスーパーバタリオンは普通のバタリオンを組み込む事が前提になります。アイアンジョウで言うとBrawlの中にはBrute Fist, Gorefist, Artfist, Weirdfist, Ironfistのチョイスから5つを選んで構成します。

1d4chanのそこですね。実は私もそれ見て「???」ってなりました。実はそれ、記述ミスだと思います。私の知る限りでは大同盟アビリティと忠誠アビリティは同時には使えないという理解です。そして、そこの同じ記述の+2の移動に関しても間違いです。(というか1d4chan実はよくそういうのあります。読み間違いとか書き間違いとかチラホラあるので注意です)

えっと私の発色なんですが
黒のアンダーコート(スプレー)
Warp Stone Glow
Moot Greenの順です。

私はWarp Stone Glowを直で塗ってるんですが、実はCaliban Greenをベースコートで入れることをオススメします。私は超ズボラなのと、始めたときにはベースペイントなんて便利なものがなかったので、いまだに上のレシピ通りでやっています。(実はスペースマリーンのサラマンダー戦団も同じ配色です)

ただし、私は昔から持ってるペイントのFormula P3というウォーマシンやホーズというゲームを作ってる別のミニチュア会社であるPrivateer Pressのペイントをこの二色で使っています。
Iosan Green = Warp Stone Glow
Necrolite Green = Moot Green
です。

じつはP3は昔Citadelを作ってた会社なのでペイントの中身に関しては同じ色です。たまに自分のペイント忘れてストアでペイント借りますが普通にわからないです。(ものすごくじっくり見れば違いが判る可能性はあります)

Tellur さんのコメント...

早速のお返事ありがとうございます。

バタリオンについて、よくわかりました。ありがとうございます。
もっとも、スーパーバタリオンを使って遊ぶ機会がありそうにないのですが・・・。

やはりアーミー全体では忠誠アビリティは1つとするのが一般的ですよね。
私も1d4chanが誤ってるのではないかと思ってたので安心しました。

グリーンのレシピ、ありがとうございます!
私もオルクを塗るときはぜひとも使わせていただきます。

ブログ記事、非常に助かってます。
今後共よろしくおねがいします。

Unknown さんのコメント...

記事の更新ありがとうございます。

大型ユニット、射撃ユニット、能力サポートユニット、これらに対処する能力(大火力、高機動、射撃/魔法)を持つユニットをアーミーに備えておかないと苦しいとの考察には至ったのですが、これからは、その7種に対する対応を意識するようにします。

次の記事も楽しみにしています

Bastet さんのコメント...

皆様コメントありがとうございます。
もし皆さんが気になっている所や「こんなの記事にしてほしい」とかあればぜひコメントくださいませ。いろいろ勝手な意見を書かせていただきます。

Tellurさん。コツは一番濃い色を少しだけ残すと良いですよー。
その辺は思考錯誤ですが、一番濃い色を少し残しつつ一番明るい色も目立たせると
キレイにコントラストが出ます。


Unknownさん
細かく分類すると無限にいる上、自分の持ってるアーミーでは処理しきれないカウンターなどはどうしても存在します。昔FB時代はエリートアーミー、ホード(数が多い)アーミー、射撃特化アーミーとアンデッド(再生)アーミーをイーブンに相手できればトーナメント上位に入れるといわれていました。AoSはミッションのバランスが良いので、その視点もありですねー。

Bastet さんのコメント...

Tellerさん

ちなみにオルク塗るのであれば8年前の記事ですけど以下が参考になるかもです。
http://nyasui.blogspot.com/2011/03/blog-post_13.html

色の名前は変わってますけど、参考になるかもしれませんー。

Tellur さんのコメント...

ありがとうございます!
参考にさせていただきます!

Unknown さんのコメント...

記事のアイデアですが、この記事で紹介頂いたTACを実例(大会で上位入賞した編成等)で解説頂けると、理解が深まるように思います。

ご検討をお願いしますm(_ _)m

Bastet さんのコメント...

おうふ。。。
了解です。少しリサーチしておきますー。