2018年12月26日水曜日

AoS戦術指南 第3回アーミーの組み方

皆様、年末寒くなってきましたが2018年もそろそろ終わりです。
今年も色々ありました。
そして今年の私にとっての大イベントはウォーハンマー復帰でした。
8月ごろに復帰してから150体以上のモデルをペイントして、色々なイベントに参加させていただきました。

さて、そしてウォーハンマー復帰とともに、このブログも復帰いたしました。
最近初めたAoS戦術指南の記事もこれで3つ目。
初心者さんの役に立てたらうれしいなぁとおもいます。

そこで3回目はアーミーの組み方のお話し。

もちろん今回も個人的な意見ですので、参考程度に。

ホビーは何をしても自由ですので、それを忘れない感じで参考程度に見てくださいませ。

さて、ウォーハンマープレイヤーは必ず一度は通る道である
「どうやってアーミーを組もうか?」
という事です。

ポイントやバトルラインやヒーローなどの説明に関しては今回は割愛します。
ルールブックとジェネラルズハンドブックをご確認ください。
あくまでも今回は指針程度の物です。

さて、アーミーですが色々あります。
そして特性も色々あります。
 移動が速いアーミー、射撃が得意なアーミー、近接が得意なアーミー、魔法が得意なアーミー等々

まず、自分の持っているアーミーの強さを理解することから始めましょう。
そこであらかじめ指針となる物を考えましょう。

何が言いたいかというと
「自分のアーミーはこれができるアーミー」
という勝ち方の方程式をざっくり考えます。

例えば私のアイアンジョー。
「最短距離で、最短時間で、敵を接近戦で、素早く殲滅させるアーミー」
です。

まずAoSの各軍勢ですが、得手不得手があります。
アイアンジョーに射撃なんてないですし、コーンに魔法はないです。
スケイブンに持久力はないですし、ファイヤースレイヤーに速さはないです。
という風に何でもできるアーミーって実は少数です。

そこでもちろん何でもできる軍勢もいます。一番簡単な例でいうとストームキャスト・エターナルです。

ですが、そのストームキャストでも敵アーミーと比べたら得手不得手が出ます。
簡単に言うとアイアンジョーに近接ガチ殴りでは勝てないですし、カラドルン・オーバーロードに射撃で勝てず、ティーンチに魔法では勝てません。

なので何でもできるが、軍勢単位ではなんでもできても、相手が出てきた瞬間
得手不得手が出ます。

さて。。。自分のアーミーを組むときに考えてほしいのが
「自分は何がしたい?」という事を考えてください。
これは自由です。

バリスタで敵に莫大な矢を撃ちつつ、前線を盾持ちのシークイターで守り切って戦うとか
エヴァケイターで魔法や致命ダメージで敵を削っていくとか
デカイドラゴンを中心に機動力で一部分ずつ打ち取っていくとか

色々できます。

アーミーとは一つの流れとして動いて初めて機能すると私は思っています。
例えばいかにバリスタが強力であろうとも、騎兵相手に突撃されればすぐに白兵に持っていかれ真価を発揮できません。

なのでバリスタが使いたいのであれば、まず考えるのは
そのユニットは自分の中核となるユニットなのか?
それともそのユニットは他の中核になるユニットをサポートするのか?
を考えればよいと思います。

1000ポイント程度だと、中核にできるユニットは多くて2ぐらいです。もしくはヒーローを入れて3ユニットだと思います。
なので、自分で一つの流れを作って
「勝つための方程式」をつくることが良いかなと思います。

例でいうと私の20体アードボウイのユニットですが。
こちらが中核です。
40傷持ちと4+セーブ。そして攻撃の回数といい割とオールラウンドで中心を占拠できます。

それをサポートするのがゴアグランタ。
機動力に劣るアードボウイの届かないバリスタや小規模ユニットを足止めしたり、右翼や左翼のサポートで入りったり、目的の確保であったりします。メインのアードボウイの死角となる機動力や小規模ユニットに対する小回りをサポートします。

もう一つのサポートとなるのがブルート。
ブルートはデカブツ殺しです。ブルートは高いエリートユニットなのですが、デカイ敵に関する殲滅力は他のユニットではない特殊能力です。
アイアンジョーは基本的にダメージ値が1以上をあまり持たない上貫通が1以上ある事も少ないです。そのアーミーとしての欠点を補うのがブルートですね。

というイメージです。
もちろん色々な戦い方があり、一人ひとりプレイヤーの思い浮かぶバトルプランがあると思います。

ストームキャストの例で行くとバリスタ。
バリスタは欠点が色々あります。ただ中核に添えようと思うとできます。
まずバリスタの欠点から。
・殲滅力に欠ける
・動けない
・近接に弱い

というイメージですね。
とりあえず殲滅力で言うと、ポイントが安いのでもう一つないし2,3個足します。
そうする事で足りない殲滅力をサポートできます。
そして殲滅力で言うと近距離になると殲滅力が上がります。
なので理想的に敵には18インチ以内に立っていてほしい。
なのでそこで、敵を「受ける」ユニットが必要になります。

ではここで受けるユニットを考えましょう。これを盾ユニットと私は呼んでいます。
盾ユニットに要求されることは持久力、硬さ、もしくはモデル数です。
 私のチョイスで言えばシークイターの盾持ちを並べます。

なので敵はバリスタ二基以上を見た瞬間、ストームキャストに向かって動くしかチョイスがないです。しかしそこで2ターン以上をかけてシークイターを突撃しなければいけない。
そこからシークイターが2ターン粘れば、これで4ターンです。

ここで重要なのが、この流れを自分で作れるという事です。
AoSの多くのゲームは誰が主導権を握るのかがハッキリします。戦いの流れをいかに引き寄せるかですね。ここでの敵の勝利条件は
シークイターを殲滅させて、その先にあるバリスタを殴りに行け。
自分の勝利条件はシークイターでバリスタを守り抜け。
防戦になりますが、自分で作る流れなので得意な流れになります。
もちろん敵もそれが得意になる可能性もあります。例えばアイアンジョーだったら、
「全然やるぜ!ぶち抜くぜー!」という事にもなります。

もちろんそこから足りない機動力を補うために早いユニットを持ってきてもいいですし。もういっそ動かない前提で盾ユニットを増やしたり、殲滅力を増やしたりしてもよいです。(近接でダメージの高いユニットを持ってくるなど)

まあ、その辺の「自分のアーミーに何が足りない?」というのを感じるのは経験でしかないですし、基本的にリアルラックに左右される場合も多いです。

さて、ここで一つお話ししておきたいことがあります。
それはアーミーをつくるときの趣旨の話です。
まず自分であらかじめ聞いておいた方がいいのが
自分の組んだアーミーは、そのリスト一つで世界中にいるプレイヤーと戦えるように組むのか?それとも知っている誰かのアーミーをぶっ潰す為に作るのか?ある意味「メタ度」という度合いがあります。

突き詰めて言うとウォーハンマーはすべてのアーミーに平等に作られていません。どちらかというとゲームバランス自体はあんまりよくないです。相手のリストを事前にもらっていれば完全にゲームにならないようなメタ編成も組もうと思えば組める場合も大いにあります。

まあ、私とかの例でいうと貫通値とかが大いにあります。ナイトホーント(アーミーのすべてのユニットが貫通無視持ち)を相手にすると貫通値を持ってるユニットよりなくて手数の多いユニットをそろえるのが定石ですし、ストームキャスト(アーマーセーブが高く1降り直しを持っている人も多い)を相手にすると貫通を高いユニットを多く入れます。

俺はどちらかというと 全アーミーと戦えるように組みます。
何故かというと、やっぱりその方が個人的に楽しいからです。ユニットの新しい運用の仕方を覚えたり、感触が変わったりするので、個人的には好みです。

それは昔、私がアメリカでトーナメントに出たり、結構ガッツリやってた経験もあるからだと思います。

この辺は各プレイヤーの美学な所もありますし、相手がガッチガッチにメタってるのに、自分だけ全アーミー対応型のアーミー組んで面白くないなどの匙ぐあいもあるので、柔軟にしていただければと思います。

後、もう一つあるのがどこまで「お遊び」を入れるのか?です。
どういう意味かというと。。。結局上に書いてきたすべての事って、自分がそのユニットの性能を知ってるという前提のもと言っています。使ったことないユニットを使ってみたり、弱いと思っているユニットをあえて入れて運用してみたりの「お遊び」がある方が長く楽しめます。

特にこのホビー。自分の好きなユニットが実は超弱い。。。ということが多々あります。
拡張をしたいときとかマンネリ感があるときとか、新しいユニットとか普段使わないユニットの運用とかしてみると面白いですよ。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

もう、更新来てる!
アーミーの組み方は、やはりちょっと難しいですね。
何度か使ってみないと、何ができるか掴めないですし。
中核ユニットの長所を補うか、短所を補うか辺りも
何がしたいか次第って事になるでしょうか。
特定の相手とやってると、どうしてもメタ編成になりますよねw

Bastet さんのコメント...

どうしても、そうなってしまいますねー。悪いことではないと思いますし、どうしても知ってるアーミーに合わせてしまうんで、ある程度は仕方ないですよー。

Unknown さんのコメント...

更新、ありがとうございます!

他のゲームと違い、日本語の情報が圧倒的に少ないのでとても助かります。

ストームキャストのスターター
色んな事が出来て練習にはいいのですが、どれも中途半端な感じがしています。何を中核にするかを考えて拡張しようと思います。ストームキャストはオールラウンダーな軍勢のようなので、試行錯誤には向いてそうですね。

まだ、強い弱いの基準さえよく分かっていないレベルなので、まずは経験値を貯めないと。

来年はもっとお店に通うようにしますので、お手合わせ、よろしくお願いします☺️

Bastet さんのコメント...

いつでもお待ちしております。
ウォーロードキャンペーンも熱くなってくる時期なので、お待ちしております♪

私自身もグルームスパイトギッツに手を出すので
アイアンジョーだけでなくグロットも対戦出来ればいいですねー。

よろしくお願いいたします